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MUFGとGoogleが戦略的提携、AIエージェント開発や「YouTube Premium」3カ月無料・Fitbit連携など

 三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)とGoogleは5月7日、リテール領域における戦略的提携に合意した。

 GoogleのAI技術や多様なサービスを活用し、日常生活に金融が自然に溶け込む新たな顧客体験の創出が図られる。

AIエージェントが購買と決済を自律支援

 提携の第1弾として、Google CloudのAI技術を活用した「エージェンティックコマース(Agentic Commerce)」および「エージェンティックペイメント(Agentic Payments)」について、国内で早期に実現できるよう協業する。

 AIエージェントが商品の選択から購入し、決済まで自律的に進めラエルよう、日本におけるAIエージェント時代の購買・決済の新たなスタンダード確立を目指す。

 ユーザーは欲しい商品を撮影したりテキスト入力したりすることで、おすすめ商品の提案を受けられる。

 さらに、AIが最適な決済手段を提示し、決済後は家計データと連動して支出を可視化するフィードバック機能も提供される。

 これらの次世代決済インフラはGoogle Cloud上に構築され、利用者の意思決定を負担なく先導する「自律型金融」の実現が目指される。

YouTube PremiumやFitbitとのサービス連携

 グーグルが提供する既存のライフスタイルサービスとの連携も進められる。

 MUFGのサービスを申し込んだ利用者に対し、動画配信サービス「YouTube Premium」を3カ月無料で利用できるプランが提供される。

 ヘルスケア領域では、Google FitbitがMUFGの特定サービス加入者に提供される。

 また、資産管理アプリ「Moneytree」にヘルスケア機能が実装され、家計管理と健康管理を組み合わせた新サービスのリリースが予定されている。

 さらに、対面に近いコミュニケーションを可能にするAI搭載の次世代3Dビデオ会議システム「HP Dimension with Google Beam」が導入される。

 これにより、店舗やリモートでの手続き、相談シーンにおける顧客体験の向上が図られる。

データ利活用によるマーケティング高度化

Google CloudのAIを活用し、データ分析や施策立案、効果検証といったマーケティングのPDCAサイクルが高度化・高速化される。

 MUFGが展開するライフステージ総合金融サービス「エムット」において、利用者一人ひとりに最適化された情報提供やコミュニケーションの提供を目指す。