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OPPO、折りたたみ「OPPO Find N6」をグローバル発表 60万回の開閉に耐える新技術を投入

 OPPOは17日、中国の濱海湾キャンパスで開催した新製品発表会で、折りたたみスマートフォン「OPPO Find N6」を発表した。価格は2699シンガポールドル(約33万6000円)。日本での発売は明らかにされていない。

OPPO最高製品責任者 ピート・ラウ氏

3Dプリント技術とフレックスガラスで「折り目」を解消

 Find N6の最大の特徴は、航空宇宙グレードのチタン合金を用いた「第2世代 Titanium Flexion Hinge」と、新開発の「Auto-Smoothing Flex Glass」の採用。ヒンジの製造には、チップ製造レベルの高分子3Dプリント技術が応用されている。マイクロメートル単位の微細な起伏をスキャンし、5ピコリットルという極小単位で材料を噴射して溝を埋める手法により、物理的な凹凸を極限まで抑えた。

 さらに、ディスプレイを保護するガラスは従来の3倍の耐屈曲性能を備え、折り曲げ後の形状自己修復率は99.9%に達する。これらの技術により、独TÜV Rheinlandによる60万回の折りたたみテストに世界で初めて合格。長期間の使用後も新品時に近い画面の平坦さを維持できるとしている。

ColorOS 16とAIスタイラスペンによる生産性の変革

 ソフトウェアには最新の「ColorOS 16」を搭載。大画面を有効活用する「Free-Flow Window」により、複数のアプリをパソコンのように自由に配置でき、直感的な操作が可能となる。

 また、周辺機器として用意される「OPPO AI Pen」は生成AIとの連携を強化。ペン本体のAIボタンを押しながら画面を囲む「Circle to Capture」により、手書きのラフスケッチから画像を生成する「AI画像生成」や、複雑な手書きメモを図表化する「AI図表作成」に対応し、ビジネスシーンでの活用が想定される。

Circle to Capture
AI図表作成
「マインドスペース」も引き続き搭載

ハッセルブラッド提携の2億画素カメラ

 カメラはハッセルブラッドと共同開発。メインには2億画素センサーを採用し、望遠マクロ撮影や自然な人物描写に対応する。5000万画素の超広角カメラと望遠カメラも備えるほか、スペクトラムセンサーも搭載する。フロントカメラはいずれも2000万画素。

 大きさは、たたんだ状態で159.87×74.12×8.93mm、開いた状態で159.87×145.58×4.21mm。重さは225g。

 カバーディスプレイは6.62インチ(2616×1140)でピーク輝度は3600ニト、インナーディスプレイは8.12インチ(2248×2480)でピーク輝度は2500ニト。

 筐体にはチタン合金フレームを採用。IP56/58/59相当の防水・防塵に対応するほか、氷点下20度でも利用できる。

 6000mAhのバッテリー、80Wの有線急速充電、50Wの無線急速充電を備える。チップセットはクアルコムの「Snapdragon 8 Gen 5」を搭載する。

ラインアップと価格

 カラーは「ステラチタニウム」と「ブロッサムオレンジ」の2色。グローバル向けは16GB+512GBモデルのみで、価格は2699シンガポールドル(約33万6000円)。

 なお、中国向けモデルにはこれら2色に加えて「ブラック」もラインアップされている。中国向けの価格は、12GB+256GBモデルが9999元(約23万円)、16GB+512GBモデルが10999元(約25万4000円)、16GB+1TB(衛星通信対応)モデルが11999元(約27万7000円)。

ステラチタニウム、ブラック(中国向けのみ)、ブロッサムオレンジ
ブロッサムオレンジ
OPPO AI Penと専用カバー