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「Gemini 3 Deep Think」リリース、研究向けの推論特化モード

 グーグル(Google)は12日、研究分野の複雑な課題解決に特化した推論モード「Gemini 3 Deep Think」のメジャーアップグレード版を公開した。「Google AI Ultra」のユーザーはGeminiアプリから利用できる。

実用性を重視した設計

 新しいDeep Thinkは、理論的な性能だけではなく、実用性の向上が図られている。

 具体的な活用例として、ラトガース大学の数学者が数学論文のレビューにDeep Thinkを使用し、人間の査読では見逃されていた欠陥の特定に成功した事例が報告されている。

学術ベンチマークで高い性能を記録

 性能面では、複数の学術ベンチマークで高い推論能力が示された。競技プログラミングの「Codeforces」で3455という高いEloレートに到達したほか、「ARC-AGI-2」で84.6%、「Humanity’s Last Exam」で48.4%のスコアを記録した。

 さらに、2025年の国際数学オリンピックや、物理・化学オリンピックの筆記試験では金メダルレベルの成績を収めた。

工学分野での実用へ

 工学分野の実務を加速させる機能として、スケッチから複雑な形状をモデル化し、3Dプリントできるファイル(STLファイル)が生成できる仕組みを備える。

 また、研究者や企業向けに、初めてGemini API経由でDeep Thinkを利用できるようになった。専用のフォームから申し込み、当選すると早期アクセスプログラムに参加できる。