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古いiPhone向けに「iOS 18.7.5」配信、複数の脆弱性を修正

 アップル(Apple)は11日、「iOS 18.7.5」と「iPadOS 18.7.5」を配信した。対象機種は「iPhone XS」や「iPhone XS Max」、「iPhone XR」、「iPad 第7世代」。多岐にわたるセキュリティ上の脆弱性が修正された。

セキュリティ修正の詳細

 今回のアップデートでは、デバイスの安全性を高めるために多くの修正が行われた。

 たとえば、デバイスに物理的に接触できる攻撃者が、ロックされた状態でもユーザーの機密情報を閲覧できる問題が修正された。これはアクセシビリティやライブキャプション、VoiceOverなどの機能における状態管理の不備に起因するもので、管理ロジックの改善によって対策が講じられた。

 また、アプリがSafariの閲覧履歴に不正にアクセスしたり、ユーザーがインストールしている他のアプリを特定したりできるプライバシー上の欠陥も解消されている。

通信とシステムの安全性強化

 ネットワークの安全性についても強化が図られた。特定のネットワーク環境で通信を傍受される恐れがある脆弱性が修正されたほか、悪意あるWebコンテンツを表示した際にシステムがクラッシュしたり、サービス拒否(DoS)攻撃を受けたりする問題が解決された。

 ほかにも、サンドボックス(アプリの動作制限)を回避してシステムファイルが改ざんされるリスクや、ショートカット機能を通じて制限をバイパスできる不具合なども含まれており、対象デバイスを利用するユーザーには早期のアップデートが推奨される。