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Nothing、ロエベのチャーリー・スミス氏をCBOに起用 グローバルブランドや店舗デザインなどを統括

 英Nothingは、ファッションブランド「ロエベ」でチーフ・マーケティング&コミュニケーション・オフィサーを務めるチャーリー・スミス氏が、同社のチーフ・ブランド・オフィサー(CBO)として入社すると発表した。

ブランド戦略や店舗デザインを統括

 スミス氏は2026年1月から経営陣に加わり、共同創業者兼CEOのカール・ペイ直属で、グローバルブランドやイメージ、マーケティング、コミュニケーション、店舗デザイン全般を担当する。

 スミス氏はロエベにおいて、スタジオジブリやOn Runningなどとのコラボレーションを監修し、TikTokでのバイラル戦略などを導入。同ブランドをZ世代から支持される存在へと成長させた。

 これらの実績により、フォーブス誌の2025年版で「世界で最も起業家精神にあふれるCMO」および「最も影響力のあるCMO」に選出されている。

チャーリー・スミス氏

ラグジュアリーファッションの知見をテックへ

 カール・ペイCEOはスミス氏の起用に際し、ロエベを文化的に重要なブランドへ育て上げた手腕を評価。「テクノロジーの可能性を再定義するためには、チャーリー以上に適任な人物はいません」とコメントした。

 スミス氏は、クリエイティブな企業から別の企業へ移籍し、ラグジュアリーファッションで学んだことをコンシューマーテクノロジーに応用することへ意欲を示す。「テクノロジーは私たちの邪魔になるものではなく、楽しく、文化と繋がり、人生を最高にするためのものであるべきだ」とNothingのミッションへの共感を語った。