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国内のモバイル通信契約数、5Gが4Gを上回り世代別で最多に

 総務省は、令和7年度第1四半期の電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データを公表した。今回の調査では、5G契約が1億1571万件となり、4Gの1億1151万件を初めて上回った。

移動系通信の契約数

 移動系通信(携帯電話・PHS・BWA)の契約数合計は2億2550万件。

 世代別では、5Gが1億1571万件で前期比+3.3%、前年同期比で+17.9%と増加している。3.9G~4G LTEは1億1151万件で前期比-1.1%、前年同期比で-4.7%と徐々に減少しつつある。BWAは9310万件で前期比+1.7%、前年同期比+5.3%となった。

 3G契約数は432万件で前期比-14%、前年同期比-35%となった。3Gサービスは国内でNTTドコモのみが提供しているが2026年3月末に終了予定。

事業者別のシェア

 事業者別のシェアでは、NTTドコモが33.6%(前期比-0.3ポイント、前年同期比-1.4ポイント)、MVNOを含めると39.9%、KDDIが26.4%(前期比-0.2ポイント、前年同期比-1ポイント)でMVNOを含めて31.2%、ソフトバンクが19.2%(前期比同、前年同期比-0.1ポイント)でMVNOを含めて24.7%、楽天モバイルが3.3%(前期比+0.1ポイント、前年同期比+0.3ポイント)、MVNOを含めて4.1%となった。

MVNO契約数

 MVNOサービスの契約数は3940万件(前期比+3.7%、前年同期比+19.9%)となった。

 SIMカード型の契約数における事業者別シェアは、インターネットイニシアティブ(IIJ)が23.2%(前期比-0.1ポイント)、オプテージ(mineo)が8.0%(前期比-0.2ポイント)、NTTドコモ(旧NTTレゾナントによるもの)が6.6%(前期比-0.5ポイント)、NTTコミュニケーションズが4.9%(前期比同)、富士通が4.5%(前期比-0.1ポイント)。