VOVA、準固体電池採用モバイルバッテリー「Heat Zero」15日発売　釘を刺しても燃えにくい

　ロア・インターナショナルは、モバイルバッテリーブランド「VOVA（ボバ）」から、準固体素材を採用したQi2対応モバイルバッテリー「Heat Zero」を12月15日に発売する。価格は6980円。

釘を刺しても燃えにくい

　一般的なリチウムイオン電池に比べ、液体電解質の量を10%未満に抑えた準固体電池を採用。発火リスクを大幅に低減した。強い衝撃を加えたり、釘を刺したりしても発熱・発火しにくい。

釘刺し実験

中身を取り出す 液漏れなし

充電可能

　また、「NTCスマート温度センサー」を搭載し、発熱を自動的に検知・抑制するという。

　ハウジングには米国UL規格・UL94に基づく最高難燃グレード（V-0）のポリカーボネート素材を採用。炎を当ててもすぐに自己消火し、燃え広がらないとする。

製品の仕様

　内蔵電池は準固体リチウムイオンで、3.85V/5000mAh（19.25Wh）。大きさは64.4×92.6×14.5mm、重さは133g。

　最大18WのUSB PD入力に対応し、約90分でバッテリー本体をフル充電できる。USB-C出力は5V/3A・9V/2.22A・12V/1.67Aの最大20W。

　機能面では、「Qi2」やパススルー充電に対応していることなどが特徴。ワイヤレス充電規格Qi2対応により、MagSafe搭載のiPhoneへ最大15Wの急速ワイヤレス充電ができる。

　パススルー充電では、バッテリー本体の充電中にスマートフォンなどの端末を接続すると、双方に電力が分配される。

　また、端末を置くだけで自動的に充電がスタートするウェイクアップ機能を搭載。電源ボタンを押さずにスマートフォンの充電を開始できる。