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下り最大370Mbps、NFCですぐペアリングできる「Speed Wi-Fi NEXT W03」

 ファーウェイ製の「Speed Wi-Fi NEXT W03」は、auの2016年夏モデルとして、6月4日に発売されるモバイルルーター。価格は一括購入時で2万8080円。毎月割-1170円×24回により、実質0円となる。

 子機となる機器とのペアリングを簡単に行えるよう、NFCを搭載しており、NFC対応のスマートフォン、タブレットであれば、かざすだけでSSIDやパスワードを入力することなく、接続の設定が完了する。

 また、Android/iOS向けの専用アプリ「HUAWEI HiLink」が用意されており、スマートフォンからの遠隔操作でスリープモードの本機を起動できる。カバンなどからルーターを取り出して電源を押下する手間がなくなる便利な機能で、Bluetooth Low Energy(BLE)によりスリープモード時の遠隔操作を可能にしている。このほか、アプリからは電波強度や通信容量、バッテリー残量の確認や、各種設定もできる。

 下り最大150Mbpsの2GHz帯の4G LTE、および下り最大110MbpsのWiMAX 2+の電波2波、あわせて3波を束ねる3CA(キャリアアグリゲーション)に対応し、対応エリアであれば下り最大370Mbpsで通信できる。下り最大370Mbpsの対応エリアは渋谷駅周辺から開始し、梅田駅周辺、名古屋駅周辺、山手線主要駅周辺などへ順次拡大予定。

 そのほか、au世界サービス(LTE/UMTS)に対応し、海外でもLTEを利用できる。

 大きさは約120×62×11.4mm、重さは約127g。約2.4インチのカラータッチパネルディスプレイを装備する。バッテリー容量は3000mAhで、急速充電(Quick Charge 2.0)に対応する。無線LAN規格はIEEE802.11a/b/g/n/ac(2.4/5GHz)。最大同時接続数は10台。

 連続待受時間は約1040時間、連続通信時間は610分。対応OSは、Windows Vista~、Mac OS X 10.5~。ボディカラーはオレンジ、ホワイトの2色展開。

関口 聖

鈴木友博