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Google マップが20周年、20の便利機能や人気スポット発表

 グーグル(Google)は、提供している「Google マップ」が20周年を迎え、公式ブログで20の便利機能や人気スポットなどを振り返る投稿を公開した。

20の便利機能

 「Google マップ」は、2024年にGoogle マップが提供した道案内の距離は1兆キロメートルに到達。月間20億人以上のユーザーが利用しており、約5億人ものユーザーがレビュー、写真、評価、交通渋滞情報などが提供されている。

新機能 ナビゲーションアイコンの変更

 新機能として、Google マップで運転中に、ナビゲーションアイコンを新しい車種やカラーにカスタマイズできるようになった。気分に合わせ、ピックアップトラックやスタイリッシュなSUV、轟音を上げるレーシングカーなどを選択することができるようになった。

ジェミニに質問

 2個目の便利機能は、旅行のアイデアが欲しい時、たとえば「NYCの夜の遊び」や「シアトルでの冬のアクティビティ」など尋ねると、ジェミニがおすすめのアイデアを提案してくれるという。

人気メニューの確認

 3個目の便利機能は、新しいレストランに行く前に、「メニューのハイライト」をスクロールしたり、マップコミュニティからの写真やレビューでその店の人気メニューを確認することができる。

ARでエリアを瞬時に把握

 4個目の便利機能は、Googleマップの「レンズ」機能を使って、スマホで周囲の情報をリアルタイムに重ねて表示することができる。

HOVレーン情報の表示

 5個目の便利機能は、目的地までのルートにHOV(高占有車線)があるかどうかを確認し、渋滞を避ける手助けをしてくれる機能がある。

ストリートビューで過去を振り返る

 6個目の便利機能は、ストリートビューで、「日付をもっと見る」を選択すると自宅の過去の風景を見て、地域の変化を調べることができる。

直接マップで予約

 7個目の便利機能は、レストランの予約がGoogleマップから直接できるようになり、電話での手間を省くことができる。

グループでの出かけ先をリストで共有

 8個目の便利機能は、Googleマップの「リスト」を活用して、行きたい場所をグループで共有し、絵文字で投票して決めることができる。

到着案内の強化

 9個目の便利機能は、、Google マップの「到着ガイド」で入り口や駐車場を表示し、大きな建物やアパートの入り口案内や歩行方向案内が強化された。

「イマーシブビュー」機能で事前体験

 10個目の便利機能は、スタジアムや公園、交通状況、天候なども事前に確認でき、出発前に準備を整えることができる。

旅行計画を車に送信

 11個目の便利機能は、スマホで計画した旅行をGoogle組み込み車に直接送信することができるため、再入力の手間を省くことができる。

空気質情報の提供

 12個目の便利機能は、ハイキングやランニングの前に、周辺の空気質を確認できる。情報は、政府のデータや地域のセンサー、天気予報、交通情報を基にした精度の高い空気質が表示される。

 レイヤーアイコンをタップして「空気質」を選択すれば、色分けされた地図で空気の状態を確認することができる。

トレンドレストランを見つける

 13個目の便利機能は、「Googleマップのレストランリスト」で、流行のスポットや定番の名店を簡単に見つけることができる。

混雑具合の予測

 14個目の便利機能は、訪れる場所の「人気の時間帯」を確認し、混雑を避けることができる。

オフラインでの利用

 15個目の便利機能は、通信が不安定な場所でも、事前にエリアを検索して「ダウンロード」を選択すれば、オフラインでナビゲーションを利用できる。

電気自動車の充電ステーション情報

 16個目の便利機能は、EV車の充電ステーションを、車の型に合わせて自動的に表示されるほか、電時間が40分以内のステーションや、充電ステーションのリアルタイム空き情報も確認することができる。

アクセシビリティ情報

 17個目の便利機能は、アクセシビリティが必要な方向けに設定で「アクセシブルな場所」をオンにすると、車いすアイコンが表示され、アクセシブルな入り口や座席、トイレ、駐車場を調べることができる。

 また、視覚に障害がある場合は、歩行時に詳細な音声案内が提供され、ルートや次の曲がり角、近くの交差点についての警告が届く機能も搭載されている。

空港内の施設案内

 18個目の便利機能は、Googleマップ内の「ディレクトリ」をタップすると空港内で必要な施設(レストラン、ショップ、駐車場など)が表示される。

燃費効率の良いルート

 19個目の便利機能は、Google マップ内の「緑の葉のアイコン」のルートを選ぶと、最も燃料効率の良いルートが表示される。もし、最速ルートでない場合でも、AIで一番エネルギー効率の良いルートが表示される。

ペグマンで遊ぶ

 20個目の便利機能は、ストリートビューのマスコット「ペグマン」が、地域に合わせて姿を変えるユニークな機能。スコットランドのネス湖でのサプライズも用意されている。

過去20年間の人気スポットを振り返り

 Google マップ内で過去20年間で最もレビューされ、特に注目された食事処や観光地、そして思い出に残るフォトスポットの数々について紹介している。

最もレビューされたレストラン

 アメリカで特にレビューされたレストランには、デリやバーベキュー、ペルー料理、ビーガンレストランなどがあったという。

 たとえば、「Katz's Delicatessen(ニューヨークのデリ)」、「Terry Black's Barbecue(テキサスのバーベキュー)」、「CVI.CHE 105(ペルー料理)」、「SluttyVegan Ralph David(ビーガン料理)」などがランクイン。

最もレビューされた観光地と「世界最大」の名所

 最もレビューされた観光地は、アートミュージアムで、「メトロポリタン美術館(ニューヨーク)」、「シカゴ美術館」、「ゲティ美術館」がライクインした。

 自然愛好者には、「グランドキャニオン国立公園」や「イエローストーン国立公園が人気な観光地として選ばれた。

 「世界最大」の名所としてレビューされた場所は、世界最大の「スーパーマン像」や世界最大の「ククー時計」、世界最大の風鈴などが挙げられた。

最も写真に撮られた公園や観光名所

 アメリカで最も写真に撮られたスポットには、「セントラルパーク(ニューヨーク)」、「ナイアガラ滝州立公園」、「ロックフェラーセンター」、「自由の女神像」などがランクインした。

Immersive Viewで最も表示された名所

 Immersive View機能を使って、多くの人が有名な場所をチェックした中で、特に人気があったのは、「エッフェル塔(パリ)」、「帝国 State Building(ニューヨーク)」、「コロッセオ(ローマ)」、「サグラダファミリア(バルセロナ)」などの名所が選ばれた。

街角の可愛いフォトボマー

 Googleマップのストリートビューでは、時に予期しない「フォトボム」が発生する。たとえば、ローマの猫やアルゼンチンのキリン、メキシコの屋根にいる犬、カタールの道路を横断するラクダなどが登場した。