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NTT島田社長が「『基地局を海外製に切り替え』は誤認」、総務省の会合でコメント

 NTTドコモが同社の通信設備を従来の国産メーカーから海外メーカーへ切り替えたという一部で報じられた内容について、NTT島田社長が「Massive-MIMO対応は海外製だけということで採用した。国内→海外への転換というのは誤認」と語った。29日の有識者会合での発言。

 島田社長は、「メディアが勝手に報じたもの」とした上で、通信事業者としては良い製品かつコストも安い製品を選ぶ、という考え方を説明。そして、通信量の増大により「Massive MIMO」などの技術が重要になる中で、Massive-MIMOを提供できる国内メーカーがないため、海外製の機器を導入したと解説。さらに「外資系メーカーに(採用を)転換したというのは事実誤認」と話した。

 5G向け機器では、海外メーカーに勢いがあることを指摘しつつも、国産を今後採用しないということではなく、vRANの時代には日本メーカーの製品を採用したいと期待感を示した。