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出生届、スマホでオンライン提出可能に

 デジタル庁は、出生時の届出時に添付する出生証明書に、医師などの電子署名がなくてもオンライン提出する機能をマイナポータル向けに提供開始した。

 出生届および出生証明書は、出生した日から14以内に市区町村に提出することが義務付けられているが、マイナポータルを活用すると、市区町村の窓口に直接書類を持参することなく、スマートフォンなどからオンラインで提出できるようになる。ただし、オンライン提出は出生した子の親の本籍地の市区町村がオンライン提出に対応していることが条件となる。

 具体的な手続きは、出生した子の親がマイナポータル上で出生届の必要事項を入力し、出生証明書の画像を添付して提出する形となる。今後は、医療機関から直接自治体へ出生証明書をデータ送信できるようにする予定という。

 8月30日時点でオンライン提出に対応を予定している自治体は福島県郡山市で、このほかに富山県高岡市、宮崎県都城市が開始時期を調整中という。デジタル庁としては、マイナポータルに標準のフォーマットを準備済みのため、新たに準備を始める自治体についてもその対応は容易であると説明している。

【河野大臣 記者会見】