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「Galaxy S24」のSIMフリー版、11日に発売

 サムスン電子ジャパンは、Androidスマートフォン「Galaxy S24」のSIMフリー版を4月11日に発売する。価格は12万4700円~。予約は本日3日から受け付ける。

 価格は256GBモデルが12万4700円、512GBモデルが13万9000円。

独自の技術で「AIフォン」広める

 Galaxy S24は、サムスン電子製のAndroidスマートフォン。「AIフォン」というコンセプトを掲げ、AIによる機能を前面に打ち出す。サムスン独自の「Galaxy AI」を搭載。クラウドを必要とせず端末のみで処理できるオンデバイスAIとクラウドで処理する「クラウドベースAI」の双方を兼ね備える。

 独自の機能として音声通話中のリアルタイム翻訳に対応する。通話時に翻訳機能を立ち上げると、通話相手にリアルタイム翻訳する旨が知らされ、それぞれの母国語を話すだけでAIの音声がそれぞれの言葉をそれぞれの言語に翻訳し音声で伝える。日本語や英語、韓国語、スペイン語など全13カ国語に対応している。

 また、手書きのメモをテキスト化したり要約したりする機能も備える。ボイスレコーダーで録音した音声をテキスト化することも可能で、翻訳や要約もできる。このほかグーグルが発表した、画面内を指などで囲うと範囲内のオブジェクトを検索できる「かこって検索」に対応する。カメラには「ProVisual engine」を搭載。AIによる編集が適用でき、写真の角度調整のほか、人物や物を移動すれば背景をAIが自動生成するなどの機能が利用できる。

 チップセットには、クアルコム製の「Snapdragon 8 Gen 3 for Galaxy」を搭載。バッテリー容量は前モデルの「Galaxy S23」の3900mAhから4000mAhに向上した。S24シリーズでは、発売時点から起算して7世代のOSアップデートと7年間のセキュリティアップデートを保証する。

 カラーバリエーションは、アンバーイエロー、オニキスブラック、コバルトバイオレットの3色。ストレージ容量は256GBと512GBが用意される。アンバーイエローとコバルトバイオレットは256GBのみ。

主なスペック

 搭載するOSはAndroid 14(OneUI 6.1)。メモリーは8GBでストレージは256GBもしくは512GBの2種類が用意される。チップセットはクアルコム製の「Snapdragon 8 Gen 3 for Galaxy」。

 ディスプレイサイズは約6.2インチ(AMOLED、FHD+)で最大120Hzのリフレッシュレートに対応する。

 アウトカメラは約1200万画素の超広角カメラ、約5000万画素の広角カメラ、約1000万画素の望遠カメラ(光学3倍)を備える。インカメラは約1200万画素。

 Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac/axに対応しており、Bluetoothバージョンは5.3をサポートする。

 本体の大きさは約147×71×7.6mmで重さは約167g。バッテリーサイズは4000mAh。おサイフケータイに対応しており、IPX5/IPX8、IP6Xの防水防塵機能を備える。生体認証は顔認証と指紋認証を利用できる。

最大1万3000円引き、下取り増額も

 SamsungオンラインショップでGalaxy S24と対象のアクセサリーを購入すると、最大で1万3000円引きのキャンペーンが実施される。期間は4月10日まで。256GBモデルの場合は1万1000円引き、512GBモデルの場合は1万3000円引きとなる。対象製品1台につき、1回分の割引特典のみとなる。

 また、対象のGalaxy各機種の下取り増額キャンペーンもあわせて実施する。期間は5月7日まで。Samsungオンラインショップでスマートフォン、タブレット、スマートウォッチ、ワイヤレスイヤホンを購入、同じ種類の手持ちのデバイスを下取りに出せば下取り額が割増になる。

 増額幅は最大で2万円。「Galaxy Z Fold5」や「Galaxy S23/S23 Ultra」などは、破損などがなければ通常よりも2万円増額される。