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メルカリ、「捨てるをへらす」取り組みを開始 23自治体でエコボックス配布や原宿のイベント実施

 メルカリは、日本財団と協力し、「メルカリエコボックス」とメルカリの発送に使える梱包資材を全国23の自治体で配布開始した。

 「捨てるをへらす」と題された本取り組みでは、自宅で使わなくなったものを、捨てるのではなく誰かに譲ったり資産に換えたりすることを提案する。

 「メルカリエコボックス」は、使わなくなったが捨てられていないものを一時的に収納し、「見える化」するための箱となっている。和歌山県、生駒市、瀬戸市、船橋市など23の自治体に合計1万5300個の「メルカリエコボックス」が、4万5900個の梱包資材が配布される。

 2023年10月にメルカリ総合研究所が実施した「2023年版 日本の家庭に眠る“かくれ資産”調査」では、全国に約66兆6772億円分の“かくれ資産”が存在し、国民一人あたりは約53.2万円になると推計された。合わせて行った冬の大掃除で捨てられるものについての調査では、捨てられるはずのものを売却すれば1人あたり平均約8.5万円の収入になるとされている。

 エコボックスおよび梱包資材の配布により、自宅にある不要品の価値が再認識され、リユースにつなげられることがねらいとなっている。

期間限定で「ウチの実家」を原宿にオープン

 「捨てるをへらす」取り組みの一環として、自宅や実家にある不要品を可視化し、実家ならではの雰囲気を味わうことができる没入型施設「ウチの実家」をUNKNOWN HARAJUKUにオープンする。期間は11月29日~12月3日まで。

 冬の大掃除の時期に合わせて開催される本イベントの空間は、メルカリでも見つけることができる500点以上のアイテムで構成される。「平成レトロ」の提唱者である山下メロ氏がアドバイザーとなり、実家の雰囲気を再現している。イベントでは、実家で使われていないアイテムが、メルカリで出品されたらいくらぐらいになるのかを知り、不要品の価値を再確認することができる。

「ウチの実家」に登場するアイテムの一例

 来場者特典として、先着の1500名はメルカリエコボックス、梱包資材、そしてプロフィール帳をイメージしたメモ帳をもらうことができる。

 開催時間は11時~19時まで、ただし初日の29日は14時からの開始となっている。入場料は無料。

「#実家にありそうな懐かしいもの」キャンペーン

 さらに、X(旧Twitter)で「#実家にありそうなもの」を投稿すると、抽選で100名が2000ポイントを貰うことができるキャンペーンを開始した。期間は2024年1月5日23時59分まで。

 懐かしい商品の名前や商品画像をハッシュタグとともに投稿することで参加できる。なお、メルカリの公式アカウントのフォローが必要となる。