ニュース

Opensignalの5Gユーザー体験調査、ソフトバンクが最高のゲーム体験と評価

 Opensignalは、世界の5G通信の品質調査「5Gグローバル・モバイル・ネットワーク・エクスペリエンス・アワード2023」を発表した。日本ではソフトバンクがグローバルで見ても最高のユーザー体験を提供するとしている。

ゲーム体験でソフトバンクが最高の体験と評価

 5Gゲーム・エクスペリエンス部門では、ソフトバンクとマレーシアのDigiが89.4~90.2点の範囲でほぼ同点となり、日本のほか米国のTモバイルやインド、マレーシア、スウェーデンのキャリアなどが属するグループIで最高のゲーム体験ができるとした。

 ソフトバンクは、このほか5Gビデオ体験を評価する部門においても、「5G GLOBAL LEADER」として業界をリードする存在と評価されている。

 また、2022年上半期と2023年上半期の間に、5Gゲーム・エクスペリエンスの改善が評価された日本で唯一の事業者としてNTTドコモが挙げられており、前年比で18%の改善と評価している。

世界の5G体験

 グローバルでは、Tモバイルの米国とプエルトリコがアクティブな5G接続時間割合が高くそれぞれ56.1%と65.3%となった。

 また、平均ダウンロードスピードでは、ウェーデンのTelenor、マレーシアのUnifi、韓国のSK telecomが400Mbpsを超えるスピードで、それぞれのグループで最高のユーザー体験と評価された。

世界に広がる5G

 今回のレポートでは、各キャリアの改善率についても評価されている。

 たとえば、フィリピンのGlobeは、5Gゲーム体験で前年比30.3%の改善を記録、ダウンロードスピードの改善率は、ブラジルの事業者がVivoの829%、TIMの546.7%、Claroの469.7%とトップ3を独占する結果になった。

 また、5G利用率の上昇率は、ブラジルのTIMが559.8%、イタリアのIliadが461.4%、ブラジルのVivoが222.7%となっており、世界でも5G通信環境整備が進んでいることがうかがえる。