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Googleが生成AI「Bard」搭載の「アシスタント with Bard」、次の操作をAI予測してお手伝い

 米グーグル(Google)は、新製品・新サービスなどを発表する「Made by Google」で、生成AI「Bard」を搭載した、新たなアシスタント機能「Assistant with Bard」を発表した。

 Googleはこれまで、「Googleアシスタント」を通じて、何億人ものユーザーが「Hey Google」と話しかけけ、アラームの設定、最新の天気予報の確認、電話の発信などを設定したり操作したりするのをサポートしてきた。現在の生成AIを活用すると、より直感的かつパーソナライズされたデジタルアシスタントとして活用できる。

 Googleは、デジタルアシスタントにより、次の旅行の計画、メール受信箱に埋もれている情報の発見、週末の休みのための買い物リストの管理など、ToDoリストの大小さまざまな項目を簡単に片付けられると考えている。

 新たに発表した「Assistant with Bard」は、GoogleのAI「Bard」の生成能力と推論能力をアシスタントを組み合わせたもので、テキストだけでなく音声や画像による対話ができる。今後、数カ月のうちにAndroidとiOSのスマートフォンから利用できる。

 さらに、Androidデバイスでは、SNSにアップしたい子犬の写真を撮影すると、「Assistant with Bard」によるSNS投稿画面がオーバーレイで表示され、本文などを入力するだけでSNSにアップロードできる。このとき、「Assistant with Bard」は、画像情報からユーザーが次にしたいことを推測して、ユーザーがスマートフォンをより快適に使うことを手助けしている。ユーザーは、プライバシーの設定によりこの機能を有効にするか無効にするか選択できる。

子犬の写真を撮影→SNS投稿をオーバーレイ表示

 「Assistant with Bard」はまだ初期実験の段階であり、今後数カ月以内に一般公開するために、まもなく初期テスター向けに公開を予定しているという。