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「Googleアシスタント」で一部機能が廃止へ

 グーグル(Google)は、「Googleアシスタント」における一部の機能を廃止する。利用しているユーザーが少ない機能が対象。1月26日以降、対象の機能をリクエストすると、特定の日から利用できなくなるという通知が表示される場合がある。

 たとえば、音声でGoogleカレンダーの予定を変更する機能などが対象となる。グーグルでは、ユーザーが気に入っている体験を優先し、そうした体験をより良いものにすべく投資するとしている。

 Googleアプリ内でも、より一貫性のある体験が目指される。マイクのアイコンから、電気を消したりメッセージを送ったりするアクションは起動できなくなり、音声検索が起動するようになるという。

Googleアシスタントで影響を受ける機能(カッコ内は代替オプションなど)
  • Google Playブックスのオーディオブックを音声で再生したり操作したりする機能(モバイル端末からのオーディオブックのキャストは引き続き可能)
  • Googleアシスタント対応デバイスでメディアアラーム、ミュージックアラーム、ラジオアラームを設定または使用する機能(同様の動作をするカスタムルーティンを作成するか、標準アラームを使用できる)
  • クックブックへのアクセスや管理、デバイスからデバイスへのレシピの転送、レシピビデオの再生、ステップバイステップのレシピの表示(Googleアシスタントを使ってWebやYouTubeでレシピを検索できる)
  • スマートディスプレイとスピーカーでストップウォッチを管理する機能(タイマーやアラームの設定は引き続き可能)
  • 音声でデバイスを呼び出したり、Googleファミリーグループにメッセージを送信したりする機能(自宅のデバイスへのブロードキャストは引き続き可能)
  • 音声でメール、ビデオ、音声メッセージを送信する機能(電話をかけたりテキストメッセージを送信したりすることは引き続き可能)
  • 音声でGoogleカレンダーの予定を変更する機能(新しいイベントの作成は引き続き可能)
  • GoogleマップのGoogleアシスタント運転モードでアプリランチャーを使用し、メッセージの読み上げや送信、通話、メディアの操作ができる機能(Googleマップでもこれまでと同じように音声で操作できる)
  • 「ファミリーベル」の予定を聞いたり、過去に予定されていたファミリーベルのお知らせを聞ける機能(同様の動作をするカスタムルーティンを作成できる)
  • 「Calm」で瞑想する機能(YouTubeなどで瞑想のオプションを求めることはできる)
  • Fitbit SenseおよびVersa 3デバイスにおける、アクティビティの音声コントロール(デバイスのボタンを使用する必要がある。Pixel Watchでは引き続きアクティビティを音声で操作できる)
  • 睡眠サマリーの表示(Googleスマートディスプレイでのみ可能。他社製のスマートクロックでは、引き続き音声で睡眠の詳細を確認できる)
  • スピーカーやスマートディスプレイから発信された電話(Duoを使用していない限り、発信者番号が表示されない)
  • スマートディスプレイで周囲の通勤時間の予測を表示する機能(音声で通勤時間を聞いたり、道順を確認したりすることは引き続き可能)
  • 音声による、個人の旅行日程の確認(フライト状況を聞くことは引き続き可能)
  • 連絡先の情報を聞ける機能(連絡先に電話をかけることは引き続き可能)
  • SNSへの投稿など、特定のアクションを音声で指示できる機能(インストール済みのアプリを開くようにアシスタントに指示することは引き続き可能)