ニュース

Googleが日本にサイバーセキュリティ研究拠点、日本語でのプログラムも開始

 グーグル(Google)は、日本をサイバーセキュリティ研究拠点とし、アジア太平洋地域におけるサイバーセキュリティ強化とそのための人材育成を支援すると発表した。

 サイバーセキュリティ研究拠点(Cybersecurity Center of Excellence)は、デジタル上の安全を保つために、グーグルが政府や政策立案者などの各関係者との連携を強化する取り組みとなっている。グーグルはこれまでもThreat Analysis GroupやProject Zeroなどの民間企業と連携し知識を共有してきた。この拠点を通して、アジア太平洋地域の教育機関におけるサイバーセキュリティ研究支援や人材育成プログラムの提供も目指すとする。

 また、グーグルの慈善事業部門であるGoogle.orgはAPAC Cybersecurity Fundを設立する。これは、The Asia Foundation、CyberPeace InstituteおよびCyber Security Allianceの協力のもと行われる。この取り組みを通して、日本を含むアジア太平洋地域13か国の中小企業や非営利団体のデジタル上の安全強化を支援する。

日本語で「サイバーセキュリティ プロフェッショナル認定証」提供開始

 さらに、「グーグル サイバーセキュリティ プロフェッショナル認定証」の日本語版の提供が開始された。

 Google Career Certificates(グーグル プロフェッショナル認定証)は、デジタル人材育成のためのグーグルの認定資格プログラム。受講者の経歴や学歴は不問で、すべてオンラインで受講することができる。

 「サイバーセキュリティ プロフェッショナル」のプログラムでは、サイバーセキュリティに関する一般的なリスクを特定したり軽減したりするための方法を学ぶことができる。受講料は月額49ドルで、最短6カ月での認定証の取得が可能とする。なお、日本リスキングコンソーシアムの新規会員登録を行った2万名(先着順)はプログラムを無料で受講することができる。