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「ドコモメール」に保護していても削除される不具合、復元できず
2025年4月17日 22:18
NTTドコモは、「ドコモメール」で、特定の条件下でユーザーが「保護」設定したメールが削除される事象が発生したことを明らかにした。復元できないという。
同社の発表によれば、「受信BOX」「送信BOX」「未送信BOX」「ごみ箱フォルダ」、あるいはユーザーが作成したメールフォルダで、保護するよう設定していたメールが、特定条件下で、削除されていたというもの。原因はデータベースシステムの不具合で、メールの自動削除処理に関するもの。
影響を受けたユーザーは、メール容量が2万通を超えたことがあり、なおかつメールの保護機能を利用したことがある、そして迷惑メールフォルダを使っていたという3つの条件を満たす人。実際に保護したメールが削除された人は、32万5764人に及ぶ。対象者にはメッセージRなどで通知していく。
メールのデータそのものがサーバーから削除されており、復元は不可能。ただ、ユーザーが過去、手元でバックアップを残していた場合は復元できる可能性がある。
メールの自動削除処理の不具合は修正済み。ドコモメールにおける他のシステムも調査し、問題がないことを確認した。なお、iモードメール、spモードメールは対象外。また個人情報やメールの漏洩は発生していない。