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EU、「バッテリーをユーザーが交換可能とする」ことを義務づける規則を承認

 欧州議会は14日、あらゆる種類の電池の設計/生産/廃棄に関する新しい規則を賛成多数で承認した。影響が予想されるもののひとつに家電が含まれ、スマートフォンへの波及を懸念する声も出ている。

 欧州議会のプレスリリースによると、今回の規制によって影響されるものとして、廃棄物の収集目標やレアメタルなどのリサイクルレベルのほか、家電製品のバッテリーについて「消費者自身が簡単に取り外し、または交換できる」ように設計することが義務づけられるとしている。

 影響が予想される製品として、電気自動車向けのバッテリー、産業用バッテリーが示されているほか、家電用のポータブルバッテリーが含まれている。スマートフォンと具体的には記されていないが、ポータブルバッテリーという表現から、欧州議会の発表後、スマートフォンへの影響を予想する声がある。現在提供または普及しているスマートフォンの多くは、バッテリーをユーザーが容易に交換できない構造となっており、もし本当にスマートフォンも対象に含まれるのであれば、今後の開発に影響が出そうだ。