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Apple「iMessage」やマイクロソフト「Bing」などを寡占防止の規制外に、欧州委員会

 欧州委員会は現地時間12日、デジタル市場法(DMA)に基づいて行われていた市場調査を終了する決定を採択した。

 今回の決定で、アップル(Apple)のメッセージングサービス「iMessage」、マイクロソフト(Microsoft)の検索エンジン「Bing」、Webブラウザ「Edge」、オンライン広告サービス「Microsoft Advertising」に関して、アップルとマイクロソフトがゲートキーパーに指定されるべきではないとの結論が下された。

 DMAは、大規模なプラットフォーム・サービスの提供事業者をゲートキーパーとして指定し、制限を課すことによって、寡占を防止するもの。

 アップルとマイクロソフトはゲートキーパーに指定されているが、「iMessage」「Bing」「Edge」「Microsoft Advertising」の4つのサービスについては、量的しきい値を満たしているものの、ゲートウェイに指定されるべきではないと反論していた。

 この反論について検証するため、欧州委員会は2023年9月5日の決定により、市場調査を実施していた。

 今回の決定は、アップルとマイクロソフトをゲートキーパーに指定した2023年9月5日の決定に影響することはないという。