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固定資産税や自動車税など地方税をスマホ決済で納付できるように

 地方税統一QRコード「eL-QR」による、新しい地方税の納付の仕組みが4月1日にスタートした。自動車税や固定資産税などの地方税をWebサイトやスマホ決済アプリから納付できる。

 納付書に記載されるeL-QRをスマートフォンで読み取り、対応のスマホ決済サービスで納付できるほか、Webサイト経由でのクレジットカード納付、対応金融機関の窓口でも受け付ける。対応するスマホ決済サービスは、au PAYやPayPay、楽天銀行アプリ、ファミペイなど。4月17日にはd払いや楽天ペイが対応予定で、一部地銀のアプリからも支払えるようになる。対応する税目は固定資産税、都市計画税、自動車税種別割、軽自動車税種別割で今後も拡大する見込み。

 スマホ決済サービスでは各サービスごとに「請求書払い」といった機能で、すでに自動車税などの納付に対応しているケースもあった。しかし、地方税はこれまで自治体により利用できる納付手段が異なっており、納税者が個別に対応する必要があった。eL-QRの仕組みを活用することで、納付手段の統一を実現し、賦課税目はWebサイト上で複数の納付先や税目でもまとめて納付できるなどのメリットがある。