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「KDDIとソフトバンクがデュアルSIM提供」産経新聞報道に両社コメント

 1日夕方、産経新聞が「通信障害対策としてKDDIとソフトバンクがデュアルSIMサービスを提供する」と報じた。これに両社広報が本誌問い合わせに回答した。

 2022年7月に発生したKDDIの大規模通信障害以降、総務省の有識者会合で、1台の携帯電話で2つの回線を使えるようにする「デュアルSIM」という仕組みについての検討が進められてきた。

 デュアルSIMの仕組み自体は、ここ数年のスマートフォンで採用が進んでおり、ユーザー側も「A社回線とB社回線をあわせて使う」こと自体は選択できるようになっているが、有識者会合では、普段使っている携帯電話会社での手続きで進められるワンストップ化を実現するかどうか、大規模災害や通信障害など緊急時に手続きできるようなしくみなどの課題が指摘されていた。

 ソフトバンク広報は、本誌に対して「両社で協議しているのは事実。準備ができ次第、発表する」とコメントした。

 今回の取り組みは2日にも発表される見込み。KDDI広報によれば、それぞれの回線の予備として緊急時の利用を想定したオプションサービスとして提供するものという。つまり、普段、KDDI回線を使っているユーザーがオプションとして、緊急時の回線としてソフトバンク回線を使えるよう申し込む、といった内容になるようだ。これにより、ユーザーは、それぞれの会社と契約するのではなく、「A社ユーザーはA社の新オプションサービスとしてB社回線を緊急時に使うオプションを契約する」ことになり、ワンストップで手続きできることになる。