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Starlinkでauエリアを構築する「Satellite Mobile Link」を清水建設が採用

 KDDIは、Starlinkを用いるauエリア構築ソリューション「Satellite Mobile Link」が清水建設に採用されたと発表した。同ソリューションを採用する企業は清水建設が日本初となる。

「Satellite Mobile Link」敷設箇所

 Satellite Mobile Linkは、衛星ブロードバンドインターネットの「Starlink」をバックホール回線としたau基地局ソリューション。12月19日から清水建設の北海道新幹線 渡島トンネル上二股工区で運用される。

 現場周辺は携帯電話サービスのエリア外で、通信可能なエリアまで10分かけて移動する必要があるほか、さまざまな機器を同時に接続する際に安定した高速通信が求められている。今回、Satellite Mobile Linkを活用することで付近を通信エリア化、音声通話のほか現場や事務所、本店・支店間のタブレット端末による進捗管理など大容量データをより円滑に伝送できるようになり、作業効率向上や働き方改革推進で従業員満足度の向上につなげられるとしている。

北海道新幹線 渡島トンネル上二股工区 工事現場

 KDDIでは、Satellite Mobile Linkを建設業界以外にもさまざまな業界で活用し、高速通信を利用できる環境を提供、社会課題の解決につなげるとしている。