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グーグル、1万2000人を解雇へ

 米グーグル(Google)のスンダー・ピチャイCEOは、20日(現地時間)の未明に従業員に送ったというメールの内容を、同社の公式ブログ内で明かしている。メールによれば、1万2000人の従業員が解雇されることが決定した。

スンダー・ピチャイ氏(2022年10月撮影)

 ピチャイ氏は、今回の決定について「私たちが苦労して採用した非常に優秀な人たちとお別れすることになる。この決定が従業員の生活に影響を与えるという事実は大きく、私が全責任を負う」とコメント。解雇の理由については「人材や職務を徹底的に見直した結果」としている。

 解雇対象となる米国の従業員は、最低60日間の給与のほか、勤務年数に応じて増額される退職金などを受け取る。米国外の従業員については、現地の慣行に従った補償内容になるという。

 本日23日にはタウンホールミーティング(経営陣と社員の話し合い)が開催される。ピチャイ氏は「製品全体でAI(人工知能)を活用する大きなチャンスが目の前にあり、責任を持って大胆に取り組む用意はできている」としている。