ニュース

次期Androidではスマホで衛星と通信する――グーグル幹部がツイート

 2日(日本時間)、グーグルのキーパーソンであるヒロシ・ロックハイマー氏がTwitterへ投稿し、Androidの次のバージョンで、スマートフォンで衛星通信できる機能をサポートする方針を明らかにした。

 ロックハイマー氏は、グーグルで10年以上にわたりAndroidの開発をリードする人物。過去には本誌インタビューにも応じたほか、日本国内の発表会にも登壇した。そんな同氏が約2週間ぶりのツイートで、スマートフォンと衛星との通信に触れた。

 同氏のツイートは、2008年に登場したAndroidスマートフォン「G1」を振り返り「3GとWi-Fiを機能させることは大変だった」としつつ、「今は衛星向けの設計を進めている」とつづる。

 そして「Androidの次のバージョンで、これらすべてを機能させるため、パートナーをサポートできることに興奮している」とした。

 Android 13が登場して間もない現在、次期バージョンは「Android 14」というべきバージョンになる見込み。スマートフォンと衛星で直接通信するアイデアは、国内では楽天モバイルが米AST&Scienceの「スペースモバイル(SpaceMobile)」を活用する計画を打ち出している。海外では、米T-mobileとSpace Xが衛星通信「Starlink」とスマートフォンを直接つなぐ計画を発表したばかり。またチップセットを手掛ける台湾のMediaTekが低軌道衛星のエミュレート環境でスマートフォンとデータ通信する実験に成功したと発表している。