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次期Androidではスマホで衛星と通信する――グーグル幹部がツイート
2022年9月2日 02:47
2日(日本時間)、グーグルのキーパーソンであるヒロシ・ロックハイマー氏がTwitterへ投稿し、Androidの次のバージョンで、スマートフォンで衛星通信できる機能をサポートする方針を明らかにした。
ロックハイマー氏は、グーグルで10年以上にわたりAndroidの開発をリードする人物。過去には本誌インタビューにも応じたほか、日本国内の発表会にも登壇した。そんな同氏が約2週間ぶりのツイートで、スマートフォンと衛星との通信に触れた。
同氏のツイートは、2008年に登場したAndroidスマートフォン「G1」を振り返り「3GとWi-Fiを機能させることは大変だった」としつつ、「今は衛星向けの設計を進めている」とつづる。
そして「Androidの次のバージョンで、これらすべてを機能させるため、パートナーをサポートできることに興奮している」とした。
Wild to think about user experiences for phones that can connect to satellites. When we launched G1 in '08 it was a stretch to get 3G + Wifi working. Now we're designing for satellites. Cool! Excited to support our partners in enabling all of this in the next version of Android!
— Hiroshi Lockheimer (@lockheimer)September 1, 2022
Android 13が登場して間もない現在、次期バージョンは「Android 14」というべきバージョンになる見込み。スマートフォンと衛星で直接通信するアイデアは、国内では楽天モバイルが米AST&Scienceの「スペースモバイル(SpaceMobile)」を活用する計画を打ち出している。海外では、米T-mobileとSpace Xが衛星通信「Starlink」とスマートフォンを直接つなぐ計画を発表したばかり。またチップセットを手掛ける台湾のMediaTekが低軌道衛星のエミュレート環境でスマートフォンとデータ通信する実験に成功したと発表している。