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グーグル、「Google 検索」における品質向上の取り組みとは

 グーグル(Google)は、同社の公式ブログ「The Keyword」で、「Google 検索」の品質向上に向けた取り組みを紹介している。

「強調スニペット」の改善

 「Google 検索」で検索結果の一部が目立つように表示される「強調スニペット」について、グーグルの最新のAI(人工知能)モデルである「Multitask Unified Model(MUM)」の活用により、品質が改善された。

 強調スニペットの「吹き出し(スニペットの上に大きく表示される単語)」に関して、Web上にある複数の高品質なソースを照合し、吹き出しの単語に対して一般的な認知があるかどうかをAIが確認できるようになったという。

「強調スニペット」の表示例

 強調スニペットの表示が適切かどうかという判断にも、AIモデルが活用されている。

 グーグルは「たとえば最近では、『スヌーピーがリンカーンを暗殺したのはいつか』と検索すると、リンカーンが暗殺された日付や情報が強調スニペットで表示されていたが、これは誤っている」と紹介。アップデートにより、適切ではないケースの強調スニペット表示を40%減らした、としている。

「この結果について」機能の拡大など

 「Google 検索」において、検索結果に関する詳しい情報を確認できる機能「この結果について(About this result)」が、2022年後半に新たな8言語でも利用できるようになる。

 追加されるのは、日本語、ポルトガル語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、オランダ語、スペイン語、インドネシア語。

「このページについて」機能の追加

 「Google」アプリ向けの新機能として、「このページについて(About this page)」が紹介されている。

 同機能は、Webブラウジング中に、そのWebサイトに関する詳しい情報を取得できるものとなっている。

「このページについて(About this page)」の利用イメージ(「The Keyword」より)