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JCOM、7月上旬のau回線通信障害で「3日分の利用料」を返金

 JCOMは、MVNOサービス「J:COM MOBILE」のau回線を用いるサービス「Aプラン(音声+データ)」で、7月2日~4日に発生した通信障害を踏まえ、利用料の3日分に相当する額を返金する。

 同様の取り組みは、障害が発生したKDDIも実施する予定。ただし、KDDIの施策はMVNOユーザーについては対象外。しかしJCOMでは、ユーザーに「ご迷惑をおかけした」として返金を決めた。

 「Aプラン(音声+データ)」の基本利用料の3日分にあたる金額が返金される。オプションサービス「かけ放題5分」「かけ放題60分」に加入している場合、この利用料も基本利用料とみなされる。

 返金例は、「かけ放題」のオプションに加入していない場合で、税抜き95円(1GBプラン)~240円(20GBプラン)。

 対象のユーザーには、8月中旬以降、メールと「MY J:COM」アプリで案内される。そのうえで、9月以降の請求額から返金額が減算される。ユーザー側の手続きは不要。

【追記 2022/08/01 13:36】
 JCOM広報によれば、今回の返金対応は、「KDDIとのMVNOの卸契約に基づく、JCOM独自の返金対応。KDDIから原資を受けてというようなことはない」。

 なお、25日に開催された「J:COM 2022年度 経営方針説明会」では、「今後の対応については検討中であり、MVNO向けの卸契約に基づき、JCOMとKDDIの間で協議が行われている」とされていた。