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KDDI、地域住民の「スマホ講師」育成へ――デジタルデバイド解消へ向け取り組み

 KDDIは、デジタルデバイド解消に向けた取り組みとして「スマホ講師」を育成するプロジェクトを開始した。

 第1弾として、高知県の委託事業を受託するかたちで高知県四万十町と連携。同町内で20人のスマホ講師の育成を目指す。育成後にも連携する自治体と協議を進め、スマートフォンに関する悩み事を相談できる「スマホよろず相談所」の運営支援を行うという。

 育成講座は、auショップでのスマホ教室や「村まるごとデジタル化事業」でのノウハウをもとにしたもの。SNSや防災アプリなどの使い方・教え方などの基礎から、相談所での実地訓練、その共有やフィードバックなどを実施したのち卒業試験を行う。四万十町での講師は、高知県を拠点に活動するお笑いコンビ「あつかんDRAGON」のメンバーで、総務省の事業でデジタル活用支援アドバイザーとしても活躍するおだち氏が担当する。

 KDDIは「新しい生活様式」では、オンライン申請など非接触型サービスの活用が重要で、デジタルデバイド解消は喫緊の課題と実施に至った背景を説明。今後、同プロジェクトを全国に広げ、デジタルデバイドの解消を目指すとしている。