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楽天の「Viber」、ウクライナでサービス提供中

 楽天グループの三木谷浩史会長は、楽天モバイルの新体制に関する記者説明会で、ウクライナで広く利用されているコミュニケーションアプリ「Viber」について問われ、「平和な日が一日も早く来ることを祈っていると答え、無料クーポンの提供についても言及した。

 Viberは、インターネット電話機能やショートメッセージを利用できるスマートフォンアプリ。ウクライナ国内のスマートフォンユーザーの97%にインストールされているという。

 ロシアがウクライナへ侵攻したこと、そのウクライナでの高い利用率を踏まえた質問を受けて、「我々は、民主的なプラットフォームの上でビジネスを推進するという立場のもと、民主的な体制が維持されることを願っている。Viberもいろいろと利用されており、それを支援しようと、(固定電話や携帯電話と通話できるサービスの)Viber Outの無料クーポンを配布する」とコメント。

 これは、ウクライナの人々にとって、海外にいる家族や友人と自由なコミュニケーションをしてもらえるように、と考えた取り組みとのこと。同氏は「些細な協力で、政治家ではないため今後の見通しはわからないが、一市民として、平和な日が一日も早く来ることを祈っている」とした。

 楽天グループ広報によれば、Viberはグローバルでの運営となっており、ウクライナ国内では引き続き提供されている。