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携帯電話料金の平均は4617円、データ通信量は月間8.95GB――MM総研調べ

 MM総研は、2021年12月時点での「携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態」の調査結果を公開した。

携帯料金、平均は4617円

 調査結果によれば、端末代金を除いた携帯電話の月額利用料金の全体での平均は4617円。前回の調査から228円下がった。

出典:MM総研、以下同

 MNO4社のユーザーに限った場合は5146円で、MNO3社のフィーチャーフォンユーザーの場合は2592円。また、大手キャリアのサブブランドユーザーの場合は3157円、MVNOユーザーでは1889円という結果だった。

 スマートフォン利用者全体のスマートフォンの購入金額の平均は6万727円。前回調査から352円減だった。MNO4社のユーザーでは6万4594円、サブブランドユーザーは4万8319円、MVNOユーザーでは4万4001円。

 MNO3社のフィーチャーフォンユーザーでは2万750円だった。

データ利用の平均は8.95GB

 加えて、モバイルネットワークでの月間データ通信量の平均は全体で8.95GB。中央値は3GBだった。有効回答のうち、月間データ通信量が1GBと答えたユーザーは31.5%、2GBは10.7%、3GBは16.5%で、58.7%のユーザーは月間データ通信量が3GB以下に収まっていたことがわかった。7GBまでの利用に留まったユーザーは全体の75.4%だったという。

 平均データ通信容量は2021年7月調査からおよそ5カ月で0.23GBほど増加したという。

 一方、直近4週間のWi-Fi通信量から算出された、月間通信容量の平均は15.88GB。Androidユーザーは14.22GBでiPhoneユーザーは17.84GBと多少の差異が見られる。前回調査の2021年7月から1.34GB減少したという。データ通信量の比率としては、モバイルデータが36.1%、Wi-Fiが63.9%だった。

通話時間・利用時間ともにMNOユーザーが最長

 携帯電話番号での1週間の音声通話時間の平均はMNO4社ユーザーは24分、サブブランドユーザーでは14.6分、MVNOユーザーでは8.6分だった。

 また、IP電話やアプリ電話での通話時間は同じく、20.3分、18.1分、11.1分とどちらの場合でもMNOユーザーがもっとも通話時間が長い傾向にあることが明らかになった。

 MNOユーザーの場合、2019年2月から通話時間が減少傾向にあり、サブブランド・MVNOユーザーでも前回の調査と比較して減少していた。

 このほか、1週間のスマートフォンの利用時間の平均は全体で979分。MNOユーザーは1010分、サブブランドユーザーは940分、MVNOユーザーは895分とMNOユーザーがもっとも長くスマートフォンを使っていることがわかった。

 全体では、インターネット検索や情報収集に費やす時間が213分(21.8%)ともっとも長く、次いでSNSが148.4分(15.2%)、動画視聴が114.4分(11.7%)となった。

 これらにゲーム(97.7分、10.0%)、メール・メッセージの送受信(96.9分、9.9%)、オンラインショッピング(57.9分、5.9%)、音楽視聴(48.8分、5%)を加えた7項目で全体の79.6%を占めていた。