ニュース
2021年のスマホ出荷台数は過去最多、5G対応が半分以上――MM総研の調査
2022年2月9日 16:00
MM総研は、「2021年(暦年)国内携帯電話端末の出荷台数調査」の結果を発表した。スマートフォンの出荷台数は3374.4万台で過去最多となり、そのうち5G端末が半数以上を占めている。
また、メーカー別のシェアなどもあわせて発表された。
スマホ出荷台数は2007年以降で最多に
2021年1月~12月の国内携帯電話端末の総出荷台数は、前年比12.6%増の3654.2万台という結果になった。
そのうち、スマートフォンの出荷台数は3374.4万台(前年比12.2%増)。2007年以降の暦年出荷台数としては、2017年の3199.4万台を上回り最多となった。
フィーチャーフォンの出荷台数は279.8万台で、前年から17.1%増えた。
スマートフォンの出荷台数の内訳に目を向けると、5Gスマートフォンの出荷台数は1960.9万台で、前年比213.6%増。スマートフォン全体の58.1%を占める結果となった。
また、MNOによるスマートフォンの“キャリア出荷台数”は3135.9万台(シェア92.9%)、それ以外のMVNOなどが販売する“オープン出荷台数”は238.5万台(同7.1%)となっている。
キャリア出荷ではUQ mobileが前年比53.1%増、楽天モバイルが同58.7%増を記録した。
メーカーごとのシェアは?
2021年のメーカー別総出荷台数シェア1位はアップル(Apple)で、2012年から10年連続で1位となっている。出荷台数は1681.5万台(前年比20.2%増)で、総出荷台数シェアで46.0%(同2.9ポイント増)を獲得した。
同社が日本で端末の販売を開始した2008年以降の暦年出荷台数として、2014年(1655万台)を7年ぶりに上回り過去最多となった。
2位は「AQUOS sense6」などを展開するシャープで、出荷台数は450.1万台(シェア12.3%)。3位に345.6万台(同9.5%)の京セラ、4位に269.7万台(同7.4%)のサムスン電子が続く。
スマートフォンのみの出荷台数シェアに焦点を当てても、1位アップル(1681.5万台、シェア49.8%)、2位シャープ(388.4万台、シェア11.5%)の順番は変わらない。
3位は269.7万台(シェア8%)のサムスン電子、4位は「Xperia」シリーズを展開するソニー(250.7万台、シェア7.4%)となっている。