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もっとも利用されている非接触スマホ決済は「モバイルSuica」、MMD研究所の調査

 MMD研究所は、スマホ非接触決済サービスの利用動向調査「2022年1月スマートフォン決済(非接触)利用動向調査」を実施した。実施期間は1月1日~1月5日で、18歳~69歳の男女4万4727人を対象に行なった。

スマホ決済の認知は80%超

 スマホ非接触決済サービスがだいたいどんなものかは知っているものの、利用したことはないと回答したのは21.3%。次いで非接触決済という言葉は聞いたことがあるが、サービス名称・内容はよく知らないという回答が20.2%、全く知らなかったのは16.5%で、現在利用していると答えたのは8.7%だった。

出典:MMD研究所、以下同

 ファネル分析を通じた見方では、スマホ非接触決済サービスを認知しているのは「83.5%」、内容を理解しているのは50.8%で、利用経験があるのは23.5%という結果となった。

モバイルSuicaやiDなどが利用の上位

 調査で明らかになった、もっとも利用されているスマホ非接触決済サービスは「モバイルSuica」がトップで22.2%。次いで「iD」(21.6%)、楽天Edy(20.6%)という結果だった。以降には「QUICPay」「Visaのタッチ決済」「nanacoモバイル」などが続く。

 同社が2021年7月に実施した調査からモバイルSuicaで0.9ポイント、iDで2.8ポイント、楽天Edyで1.8ポイント減少しているという。

 加えて、現在利用中のサービスをいつから使い始めたかという設問では、2016年12月以前が16.6%と多く、2021年7月~12月(9.7%)、2021年1月~6月(8.1%)と続いた。

 また、スマホ非接触決済サービスの利用を検討していると回答した人で、もっとも利用の意向が高かったのは、楽天Edyで20.1%。次点でモバイルSuica(14.2%)、Visaのタッチ決済(12.2%)と続いた。