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KDDI、商用環境で「5G SA」通信試験スタート

 KDDIは、9月から商用環境で5G SA(スタンドアロン)方式の通信試験を開始した。

 5G SAは、基地局~コアネットワーク~インターネットを5G用の設備だけで構成する方式。2020年春から始まった5Gサービスは、4Gと組み合わせて利用する「NSA(ノンスタンドアロン)」方式となっている。5G SAになることで、ニーズにあわせた通信機能を提供する「ネットワークスライシング」などが利用できるようになり、「真の5G」と呼ばれることもある。

 KDDIでは、5月の決算会見の席上において、2021年度後半にも5G SAを導入する方針が示されていたが、28日の法人事業説明会では本格スタートが2022年度以降になることが明らかにされた。

 商用サービスに先立つ今回のフィールドテストは複数の地域で始まったほか、2021年度内にトライアルが実施された後、本格スタートに至ることも紹介された。