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KDDIとソニー、5G SAでのオンラインライブを想定した8K映像コンテンツの安定提供に成功

 KDDIは、ソニーの協力のもと、KDDI DIGITAL GATEに構築した5Gスタンドアローンの環境(5G SA)での超高精細8K映像のリアルタイムストリーミングのサービス検証(本サービス検証)を9月27日に実施し、安定して視聴できることを確認した。

検証の様子
(8K180度映像:フィロソフィーのダンス「ドント・ストップ・ザ・ダンス」)

 本サービス検証では、8K映像をデコードできるソニー製スマートフォン「Xperia」と、5G SAの特長であるネットワークスライシングとマルチアクセスエッジコンピューティング(MEC)を利用。

 ほかのサービスと論理的にネットワークを分離することに加えて、インターネットを介さずに最寄りのMECサーバーからコンテンツが配信されるため、通信経路上の混雑影響を受けず、安定したリアルタイムストリーミング視聴が実現したという。

本サービス検証の構成イメージ

 KDDIは今後、5G SAと地域に分散配置するMECサーバーを活用し、ユーザーのスマートフォンまでの通信経路を用途に合わせて最適化して高速・大容量や低遅延など5Gの特長を最大限に引き出すサービスや、ネットワークスライシングをオンデマンドで提供して移動環境下などでも安定的に通信できる環境の提供を目指すという。