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KDDIと御殿場市、コロナ禍でも楽しめる「バーチャル富士登山」などを提供開始

 KDDIと静岡県御殿場市は、XRや5Gを活用したサービス「勝俣州和の富士山バーチャルガイドツアー(バーチャルガイド)」、リモート一眼レフ撮影サービス「マチカメ」、「バーチャル富士登山」の提供を開始した。

勝俣州和の富士山バーチャルガイドツアー

 バーチャルガイドは、XRプラットフォームアプリ「5G XR VIEWER SATCH X powered by STYLY(SATCH X)」のAR技術を活用したサービス。

 「富士山自然休養林ハイキングコース」や「Mt.FUJI TRAIL STATION(トレステ)」に設置された看板をスマホにかざすと、御殿場市の観光親善大使である勝俣州和が各ポイントの見所や歴史などを解説する動画が流れる。

バーチャルガイドのイメージ

 提供期間は10月下旬まで。看板の設置場所は、富士山御殿場口新五合目のトレステ内に1カ所、富士山自然休養林ハイキングコースのIコース内に10カ所の計11カ所。

看板の設置場所

 利用方法は、「SATCH X」をダウンロードし起動、トップページバナーより特設ページに入り、アプリ内カメラでコース内に設置された看板のQRを読み取ることで利用できる。

マチカメ

 「マチカメ」は、富士山や雲海をバックにした高画質の写真を無人で撮影することができる、リモート一眼レフ撮影サービス。

 手元のスマホから遠隔でシャッターを押すことができるため、他の登山客に撮影を頼むといった接触を避けて記念撮影を撮ることができる。

「マチカメ」のイメージ

 提供期間は9月10日まで(予定)。提供場所は富士山御殿場口新五合目のトレステで、デッキでは富士山をバックに撮影でき、2階テラスでは雲海をバックに撮影できる。料金は無料。

バーチャル富士登山

 「バーチャル富士登山」は、VR空間が楽しめるアプリ「au XR Door」を通じて配信される360度VR映像のサービス。

 バーチャル富士登山の配信映像では、五合目を起点として山頂を目指す登山道や、山頂のお鉢巡りの名所などの景色を観ることができ、あたかも富士登山をしているような疑似体験ができるという。

「バーチャル富士登山」のイメージ

 7月12日から富士山五合目周辺の360度映像が配信されており、7月中旬以降に富士山頂や登山道の360度映像が配信される。

 利用方法は、「au XR Door」をダウンロードして起動、トップページから「バーチャル富士登山」に入ることで利用できる。Webからでも体験できる(https://www.xrdoor.xreality.au.com/)。

 また、8月8日の山の日には、5Gエリア化された富士山頂からの360度映像が生配信される。配信は10時~12時を予定しているという。