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「Leitz Phone 1」クイックフォトレビュー
2021年6月17日 18:12
ソフトバンクは、独ライカが全面監修するシャープ製の5Gスマートフォン「Leitz Phone 1(ライツ フォン ワン)」を7月以降に発売する。「ライツ」という名前はライカの前身にあたる社名で、「ライカ」のネーミングは「ライツのカメラ」に由来する。それを踏まえ、今回は「ライツのスマートフォン」として「Leitz Phone 1」と名付けられた。
同モデルは、1インチセンサーのカメラを搭載し、デザインにも「ライカらしさ」が詰め込まれた一台となっている。本誌では、外観を中心にクイックフォトレビューをお届けする。
本体デザイン
「Leitz Phone 1」の背面素材は、強化ガラスとなっている。シックなマットブラックの色合いに、赤いライカのロゴが映える。
側面のフレームはアルミ製で、ローレット加工が施されたギザギザの模様が確認できる。側面のアンテナ線の幅も、この模様の幅に統一されており、デザイン性の向上に貢献している。
カメラ
「Leitz Phone 1」は、背面上部にRGBセンサーのシングルカメラを搭載する。周辺には「LEICA」「SUMMICRON」「ASPH」などと記され、カメラのスペックが示されている。外観デザインは、独ミュンヘンにあるライカのデザインスタジオが手掛けたという。
ハードウェア・ソフトウェアは、同じく1インチセンサーを搭載するAndroidスマートフォン「AQUOS R6」と同一の仕様。レンズやセンサー、画像処理エンジンも、同じものが使われているとのこと。
ただし、「Leitz Phone 1」カメラのデザインには、ライカならではのこだわりが見られる。レンズは背面中央から少しずれているが、それを囲む円形のカメラ部分は背面中央に位置し、全体としてバランスの取れた見た目になっている。
カメラのユーザーインターフェイス(UI)はライカカメラのものを踏襲している。また、シャッター音は「M」シリーズのシャッター音源をライカから提供してもらい、チューニングしてその通りに聞こえるようにしたという。
そのほか、「Leitz Looks」と呼ばれるモードでは、ライカらしいモノクロ撮影が可能になる。残念ながら今回は、カメラアプリの使用が叶わなかった。
付属品
「Leitz Phone 1」には、専用ケースやレンズキャップ、クイックスイッチアダプターが付属する。今回はそのうち、専用ケースとレンズキャップに触れることができた。
専用ケースはサラサラとした手触りで、端末にぴったりフィットする。
レンズキャップは、マグネットでカメラ部分にくっつく仕組み。装着した時に、ライカのロゴの向きが正しくなるようなギミックが仕込まれている。
主な仕様
基本的なUIは通常のAndroidと大きく変わらないが、壁紙は「Leitz Phone 1」のものとなる。また、ウィジェットとして「LFI(Leica Fotogarfie International)」がインストールされている。
大きさは約74×162×9.5mm、重さは約212g。約6.6 インチ、WUXGA+(2,730×1,260 ドット)のPro IGZO OLEDディスプレイを備える。
チップセットはSnapdragon 888 5G、メモリーは12GB、ストレージは256GB。ボディカラーはライカシルバー。
Android 11搭載で、バッテリーは5000mAh。
項目 | 内容 |
大きさ/重さ | 約74×162×9.5mm/約212g |
ディスプレイ | 約6.6 インチ WUXGA+(2,730×1,260 ドット)Pro IGZO OLED |
チップセット | Snapdragon 888 5G |
メモリー/ストレージ | 12GB/256GB |
外部メモリー | microSDXC(別売り)/最大1TB |
カメラ | メイン:有効画素数約2,020 万画素+ToF |
サブ:有効画素数約1,260 万画素 | |
バッテリー | 5000mAh |
フルセグ/ワンセグ | -/- |
その他 | おサイフケータイ、Bluetooth 5.2防水/防塵(IPX5/IPX8、IP6X)、Wi-Fi(IEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax) |