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ドコモ、スマートグラス活用の「遠隔作業支援ソリューション」を開発

 NTTドコモは、ウェアラブルタイプのXRデバイス「Magic Leap 1」を用いた「遠隔作業支援ソリューション」を開発した。保守業務での利用を想定しており、同社のネットワーク保守業務で試験運用を開始する。

ドコモのネットワーク保守業務での利用イメージ

リアルタイムで作業現場を遠隔支援

 遠隔作業支援ソリューションは、その名の通り、遠隔地からリアルタイムで作業現場を支援するためのサービス。具体的な利用シーンとしては、サーバーの保守業者やインフラ事業者による、施設や機材の保守などが挙げられる。

 遠隔地にいる支援者は、パソコンの映像や音声から現地の状況を把握し、現地の作業者へ指示を送る。Magic Leap 1を装着した作業者は、まるですぐ近くから指示を受けているような形で作業を進められる。

遠隔作業支援ソリューションの概要

「空間ポインティング機能」や「3Dフロー機能」を搭載

 遠隔作業支援ソリューションの主な機能は、「空間ポインティング機能」や、「3Dフロー機能」。

 空間ポインティング機能は、MR空間上に矢印を配置したり描画したりすることで、遠隔地から指示を出しやすくするものとなっている。

 3Dフロー機能は、手順書をMR空間上に表示し、作業者の手順確認をサポートするというもの。

 そのほか、騒がしい環境下でも通話できる「ノイズキャンセル通話機能」や、作業履歴を確認可能な「証跡管理機能」などを備えた。

ソリューションの利用イメージ

「Japan IT Week」への出展も

 ドコモは、遠隔作業支援ソリューションを、6月16日~18日までの期間で開催されるオンラインイベント「Japan IT Week」に出展する。