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KDDIら3社、世界初の自律走行できる「水空合体ドローン」を開発――2021年内の商用化を目指す

 KDDIとKDDI総合研究所、プロドローンは、世界初のモバイル通信で自律走行する「水空合体ドローン」を開発し、技術実証を行ったと発表した。ダムや港湾設備点検、水産漁場の監視などへの活用を目指す。

 事業創造本部ビジネス開発部ドローン事業推進Gマネージャーの松木 友明氏は、「高齢化により潜水士が不足している」とし、水中で使える水中ドローンの需要が高まってきているという。

 従来の水中ドローンでは、点検場所まで船舶を出す必要があった。

 今回の取り組みでは、ドローンが点検箇所まで自立飛行し、着水後に本体下部に備えられている水中ドローンを切り離し、遠隔で水中の点検ができるようになった。

 水中はGPS信号や電波が届きにくいため、水面に浮かぶ飛行ドローンと有線で接続し、水中のカメラなどからのデータを飛行ドローン経由で送信する。水中ドローンの現在位置は、飛行ドローンのGPS情報と音波による位置補正を行い、ほぼ正確に現在位置を特定できるという。

自律走行
着水
水中ドローン(子機)が切り離された
水面から離水し飛行

 KDDI総合研究所イノベーションセンターマネージャーの川田 亮一氏によると、海や湖のほか河川にあるダム壁面の点検なども想定しているという。

 流れの激しい河川などは、現状想定していないが、今後実証実験を重ねて対応可否を検討していくとしている。

 今後は、2021年中の商用化を目指し実証を進めていくとしている。

【訂正】
初出時、実用化目標を2020年としてましたが2021年中の誤りでした。訂正いたします。