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ソフトバンク、5Gに「HPUE」導入 端末の高出力化でエリア拡大
2025年4月22日 11:47
ソフトバンクは、5Gサービスで「HPUE」(High Power User Equipment)の提供を開始した。国内初の取り組み。
HPUEは、スマートフォンなどの端末の送信電力を高出力化する技術で、ソフトバンクが導入するものでは、最大送信電力が従来の23dBm(200mW)から26~29dBm(400~800mW)になる。これにより、基地局から離れたサービスエリアの端にあたる場所でも安定した上り通信が可能になり、携帯電話サービスを利用できるエリアの拡大につながる。
3.4GHz帯と3.5GHz帯、3.7GHz帯で導入される。当初は「Airターミナル6」が月内のアップデートで対応し、同社では今後登場するスマートフォンやタブレットで、対応機種を広げる。
2024年9月の法整備で導入可能になった技術。5Gで利用される高周波数帯の電波は、距離や遮蔽物により妨げられやすく、基地局から離れた場所では通信速度が低下したり不安定になったりするなどの課題があった。HPUEの導入で、より安定した通信を実現する。
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