Android 12 Beta 2が公開、プライバシー機能の追加など

　グーグル（Google）は、次期OS「Android 12」のBeta 2を公開した。Androidスマートフォン「Pixel」シリーズのほか、シャープ製の端末などでも利用できるようになる。

　Beta 2には、5月の開発者向けイベント「Google I/O」で発表された、プライバシーに関する新機能などが搭載されている。

データへのアクセスを可視化する「プライバシーダッシュボード（Privacy Dashboard）」

　新たに追加された「プライバシーダッシュボード（Privacy Dashboard）」では、アプリが最近アクセスしたマイクやカメラのデータ、位置情報が、タイムラインの形で表示される。

　また、ユーザーは、アプリがこうした機密データにアクセスした理由の詳細を、アプリ側に要求できるという。

インジケーターやトグルの追加

　アプリがマイクやカメラのデータにアクセスしている時に、ユーザーへそのことを知らせるインジケーターが追加された。ユーザーは、どのアプリがデータにアクセスしているか確認し、権限を管理できるようになる。

　また、マイクやカメラのデータへのアクセスを即座に無効化できるトグルも追加されている。

その他

　そのほか、アプリがクリップボードを読み取っている時に、ユーザーへ通知を表示する機能も追加された。

　Android 12は、2021年8月にプラットフォームの安定版（Platform Stability）が提供される見込みとなっている。