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YouTubeショッピングと楽天市場の連携に、三木谷氏「歴史の1ページに残る革命的なパートナーシップ」

楽天グループ代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏

 グーグル(Google)は19日、日本国内の動画プラットフォーム「YouTube」で、「YouTubeショッピング アフィリエイトプログラム」を開始すると発表した。国内で初めてのパートナーシップとして、楽天グループが運営するECサイト「楽天市場」が参加する。

 同日に行われた説明会では、楽天グループ代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏も駆けつけ、今回の取り組みを「歴史の1ページに残る革命的なパートナーシップ」と評価。全社を挙げて取り組む姿勢を示した。

 三木谷氏は、今回の取り組みについて「楽天市場の歴史に残るようなこと。本当に興奮している」とコメント。楽天市場創業時の1997年5月におけるインターネットの速度は14.4kbpsだったといい、「どうやったらものが売れるんだろうと考えた」と振り返る。

 楽天市場のコンセプト「Shopping is Entertainment」を取り上げた三木谷氏は「ものを陳列して買ってもらうような無機質なショッピングではなく、楽しくコミュニケーションがあるもの。お店と買った人もそうだが、『買った人同士のコミュニティができる』というところに付加価値を持っているのが、楽天市場とほかのECとの大きな差」と指摘。時には、地方の出店者から小さいながらもよい商品、面白く楽しい商品が出てくるとし、それらを多く集めて表現していくことに注力してきたと語る。

 このコミュニティをさらに拡大させていくにはどうすればいいか? その課題解決の1つに、今回のYouTubeショッピングのアフィリエイトを活用すると三木谷氏は説明。YouTubeのクリエイター、インフルエンサーに紹介されることで、さらにその商品に対する信頼が高まり、よい商品を広めてもらえることから、「革命的なパートナーシップだ」と今回の取り組みを評価する。

 楽天市場では、さまざまなジャンルの商品が販売されており、売上ランキングでは三木谷氏でも想像できないような商品がランクインすることもあるという。「焼き鯖が1位になることもある。新しいトレンドが出てくるインターネットならではの流れもあれば、ファッション分野ではトップブランドのものもどんどん入ってくる。これまでのショッピングやブランディングの常識が通じなくなってきている」と三木谷氏は現状のEC業界を分析する。その中で、YouTubeショッピングと大きなECサイトがパートナーシップを結ぶことは、「(世界で)最初だと思う。私も興奮している」とコメント。楽天市場全体で取り組んでいき、今後もYouTubeショッピングでの新しい機能なども開発していくという。

 最後に三木谷氏は「日本のインターネット業界における、歴史の1ページに残る大きなパートナーシップ」とアピール。取り組みへの姿勢をあらためて印象づけた。