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「Android 12」が開発者向けに正式版公開、コンシューマー向けは今後数週間で

 グーグルは、スマートフォン向けソフトウェアプラットフォームの最新版となる「Android 12」のソースを、Android Open Source Project(AOSP)に公開した。端末開発者に向けて正式に「Android 12」が公開されたことになる。

 今後数週間以内にPixelシリーズで利用できるようになる。また2021年後半にはGalaxy、OnePlus、OPPO、シャオミなどのデバイスでAndroid 12が登場する見込み。

 Android 12では、ユーザーインターフェイスのデザインが「Material You」と名付けられた、新たなものに一新される。ウィジェットも刷新され、さまざまな画面サイズのデバイスに対応できるレスポンシブなレイアウト、ダイナミックなカラーをサポートする。

 アプリの起動時には、スプラッシュスクリーンが全て表示されるようになり、それぞれのアプリのブランディングに活かせる。

 パフォーマンスでは、システム・サービスが使用するCPU時間を22%削減、ビッグコアの使用を15%削減した。アプリの起動時間の短縮や、アプリ読み込みの高速化も図られている。また機械学習の高速化も導入される。

 マイクやカメラをアプリが使う際には、ステータスバーにインジケーターが表示されるようになる。クイック設定で新しいボタンが追加され、ユーザーはアプリによるマイクとカメラへのアクセスをすぐ無効にできるようになる。