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ドコモとカプコン、ストリートファイターの新リーグ設立、5Gで新たな観戦体験も

 NTTドコモは、カプコンと共同で「ストリートファイターリーグ:Pro-JP 2021」を10月から開催する。

 ストリートファイターリーグは、カプコンの人気ゲームタイトルストリートファイターリーグの大会。6チームによるリーグ戦で2018年から開催されている。今年10月からは企業8社がチームオーナーとなり、オリジナルチームを編成してリーグへ参画する「チームオーナー制」が導入される。

波動拳のポーズでエールを送り合う、NTTドコモの井伊基之社長(左)とカプコンの代表取締役社長COOである辻本春弘氏(右)

 全56試合のリーグ本節でポイントを競い、上位チームがプレイオフへ進む権利を手にする。さらにそこから勝ち上がると決勝大会のグランドファインルへ進出でき、世界大会として予定されている「ワールドチャンピオンシップ」への出場権を獲得できる。

実際のゲームプレイ時のイメージ。両選手の横にスマートフォンが設置されたスタンドがある

 ドコモでは、大会のプロモーションや5Gを活用した配信演出を担う予定で、高精細な映像でプレイ中の選手の表情など細かな場面も逃さない映像での観戦ができるようになるという。

 プレイ画面の配信は安定性を重視して光となる見込みだが、選手の表情の撮影にはスタンドに設置された5Gスマートフォンが使用される。これにより、ゲームプレイだけではわからない、選手同士のリアルな駆け引きも楽しめるという。

 2019年の東京ゲームショウでは「AR観戦」という新しい楽しみ方を生み出した両社だが、今後も共同でさまざまな取組みを進めていくとした。

 配信プラットフォームは、YouTubeをはじめ、Twitch、Mildomなど。視聴料金は無料。