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ASUS、Zenfone 8とZenfone 8 Flipを発表――コンパクトモデルとフリップカメラの2機種

 ASUSは、Androidスマートフォン「Zenfone 8」と「Zenfone 8 Flip」を発表した。現時点では日本での展開については明かされていない。価格はZenfone 8が599ユーロ(約8万円)から、Zenfone 8 Flipは8GB/356GBモデルが799ユーロ(約10万6000円)となっている。

 Zenfone 8 Flipは、前モデルのZenFone 7/7 Pro同様に背面に回転式の3眼フリップカメラを搭載。メインカメラがインカメラとしての役割を果たし、6.67インチのディスプレイにはノッチやパンチホールが存在しない。

 フリップカメラのアウトプットシャフトを50%強化。30万回の動作に耐えられ、1日に100回使っても8年以上は耐えられるとしている。

 カラーバリエーションは、ギャラクティックブラックとグレイシャーシルバーの2色展開。

 トリプルスロットにより、SIMカードを2枚装着した状態でもmicroSDカードを利用できる。任意のアングルに自由にカメラを動かせるほか、ワンタッチでプリセットのアングルにセットでき、パノラマ撮影にも対応する。

 対してZenfone 8は、背面に一般的な2眼カメラを搭載。ディスプレイの左上にはパンチホールを備えている。

 ディスプレイサイズも5.9インチとFlipに比べると小型で、全幅は68mm。ASUSによると片手での操作を考慮したサイズという。さらにジャケットやジーンズなどさまざまな衣類のポケットに収まりやすいよう全長も抑え、コンパクトさを協調するデザインとなっている。

 カラーバリエーションは、オブシディアンブラックとホライズンシルバーの2色展開。

 どちらの機種も、クアルコム製の「Snapdragon 888」を搭載。メモリーについてはZenfone 8 Flipが8GBのみであるのに対して、Zenfone 8は6GB、8GB、12GB、16GBのバリエーションが用意されている。

 ディスプレイは、色差を示すDelta Eはどちらも1以下で、Zenfone 8は120Hz駆動。ZenFone 8 FLipは90Hz駆動となる。

主なスペック

 両機種ともに出荷時に搭載されるOSは、Android 11。チップセットにはクアルコム製のSnapdragon 888を搭載する。パイオニアの音響補正技術「Dirac HD Sound」採用のステレオスピーカーを搭載する。

 メインカメラは、ソニー製IMX686センサー採用の64MPと同じくソニー製のIMX363採用の12MP超広角の2眼レンズ構成。インカメラは12MPのシングルレンズ。ZenFone 8 Flipはこれに加えて8MPの望遠レンズが備えられる。

 両機種ともに5G通信に対応し、Wi-Fi 6Eも利用できる。指紋センサーは画面内に搭載する。

 ZenFone 8のディスプレイサイズは、5.9インチ(AMOLED、2400×1080)。メモリー容量は6GB、8GB、12GB、16GB。ストレージ容量は128GB、256GB、64GB。バッテリー容量は4000mAh。IP68相当の防水防塵に対応する。本体の大きさは148×68.5×8.9mmで重さは約169g。

 ZenFone 8 Flipのディスプレイサイズは、6.67インチ(AMOLED 2400×1080)。メモリー容量は8GB。ストレージ容量は128GBもしくは256GB。バッテリー容量は5000mAh。本体の大きさは165.04×77.28×9.6mmで重さは230g。

主なスペック
Zenfone8Zenfone 8 Flip
OSAndroid 11
ディスプレイ5.9インチ(AMOLED 2400×1080)
120Hz駆動
6.67インチ(AMOLED 2400×1080)
90Hz駆動
チップセットSnapdragon 888
メモリー/ストレージ6GB/128GB
8GB/128GB
8GB/256GB
16GB/256GB
8GB/128GB
8GB/256GB
メインカメラ64MP(メイン)
12MP(超広角)
64MP(メイン)
12MP(超広角)
8MP(望遠)
インカメラ12MP-
サイズ148×68.5×8.9mm165.04×77.28×9.6mm
重さ169g230g
カラーバリエーションオブシディアンブラック
ホライズンシルバー
ギャラクティックブラック
グレイシャーシルバー