ASUS「Zenfone 8」を20日発売、おサイフケータイと防水防塵

　ASUS JAPANは、フラッグシップモデルの5G対応Androidスマートフォン「Zenfone 8」を8月20日に発売する。メモリーとストレージが16GB／256GB、8GB／256GB、8GB／128GBモデルをラインアップ。価格はそれぞれ10万8800円、9万2800円、7万9800円。

片手に収まり持ち運びやすい小型ボディ

　画面サイズを5.9インチサイズに抑え、コンパクトで持ち運びしやすいデザインに仕上がっている。本体の大きさは約148×68.5×8.9mm、重さは約169g。

　コンパクトでありながら、チップセットは「Qualcomm Snapdragon 888 5G」を搭載、メモリーには高速のLPDDR5メモリーを搭載しており、「最新・最高峰の基本スペック」と謳っている。

　また、コンパクトなボディを目指して2レイヤーのPCB基板を採用。618個ものインターポーザを用いることで、Zenfone 8のマザーボードの大きさは、これまでのマザーボードの62％と省スペース化を実現した。

5.9インチディスプレイは120Hz駆動

　ディスプレイは、5.9インチのAMOLEDディスプレイ（FHD＋）を搭載し、120Hz駆動に対応。自動／90Hz／60Hzの駆動設定ができる。タッチサンプリングレートは240Hzをサポートしている。

　前面ガラスは「Gorilla Glass Victus」を採用し、強靭性を高めているほか、「HDR10＋」や1100nitsの輝度など、鮮やかな再現度を誇る。また、暗所でのフリッカーを抑え眼精疲労の抑制を図る「DC調光」機能を搭載する。

イン／アウトカメラを搭載

　「Zenfone 8」では、フリップカメラではなく、イン／アウトカメラを搭載している。

　アウトカメラは、64MP（F値1.8）の広角カメラと12MPの超広角カメラを搭載。インカメラは12MPカメラを搭載している。イン／アウトすべてのカメラにソニーのセンサーを採用している。

　夜景モードやドキュメントモードなどを備える。このうち新機能のドキュメントモードでは、紙の書類を斜めに撮っても台形補正してくれる。撮影した写真をPDFへ変換することもできる。

　また、12MPの超広角カメラは4cmまでの接写に対応している。

　インカメラは、デュアルPDオートフォーカスに対応しているほか、顔認証機能を備えている（「Zenfone 8」では顔認証と画面内指紋認証に対応）。

　このほか、マニュアルモードやRAWファイル保存などに対応している。

おサイフケータイ／防水防塵をサポート

　また、FeliCaリーダーを搭載し、おサイフケータイに対応する。このほか防水防塵性能も備えている。

　オーディオ面では、デュアルステレオスピーカーを搭載するほか、3.5mmのオーディオジャックを搭載する。

　バッテリー容量は4000mAhで、最大30Wまでの急速充電に対応。バッテリーの長寿命化やパフォーマンスを引き出す「バッテリーケア」機能をサポートする。

　Wi-Fiは、IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax（2.4GHz/5GHz）、Bluetooth 5.2に対応。5G通信は、Sub-6のバンドn1、n2、n3、n5、n7、n8、n12、n20、n28、n38、n77、n78をサポートする。なお、楽天モバイルについてはIOT（インターオペラビリティテスト、互換性テスト）を実施中で、準備ができ次第対応する予定。

　本体カラーはオブシディアンブラックとムーンライトホワイト、ホライゾンシルバーをラインアップ。このうち、ムーンライトホワイトは日本限定カラーでラインアップされている。

オブシディアンブラック

ムーンライトホワイト

ホライゾンシルバー

【お詫びと訂正】
　仕様比較の表組みの「防水防塵」性能について、Zenfone 8 flipの項目を修正しました（「ー」表記に修正）。
　お詫びして修正いたします。