ASUSフリップカメラ搭載の「Zenfone 8 flip」を20日発売

　ASUS JAPANは、フラッグシップモデルのAndroidスマートフォン「Zenfone 8 flip」を8月20日に発売する。

　メモリーとストレージが、8GB／256GBと8GB／128GBモデルをラインアップする。価格は9万8800円と8万6800円。

フリップカメラでセルフィーも美しく

　「Zenfone 8 flip」は、イン／アウトカメラ共用のフリップカメラを搭載している。

　フリップカメラの駆動部は、前モデル（ZenFone 7）と比較して50％耐久性が向上しており、0.5度単位で角度調整できる。

　フリップカメラは、64MP（F値1.8）の広角カメラと12MPの超広角カメラ、8MPの望遠カメラの3眼構成。望遠カメラは3倍の光学ズームと12倍までのデジタルズームをサポートする。

　自撮り撮影時も、3眼カメラを利用できるため高画質で撮影できるほか、自動顔認証やナイトモードなどの豊富な機能を利用できる。

　角度調整が自由なフリップ機能を活用して、手元で角度調整できるクイックアングルやモーショントラッキング、端末を動かさずにパノラマ撮影できるオートパノラマ機能を備える。

　また、顔の前面にある商品などにピントを合わせて撮影できる「商品レビューモード」などをサポートする。

主な仕様

　ディスプレイは、6.67インチのAMOLEDディスプレイ（FHD＋、HDR10＋）を搭載し、最大90Hz駆動まで対応する。タッチサンプリングレートは200Hzをサポート。

　背面のメインカメラがインカメラ代わりになることで、ディスプレイ周辺にカメラがなく、ボディ全面に画面が広がる狭額縁な仕上げであることから、同社では「ナノエッジディスプレイ」と呼んでいる。

　チップセットは「Qualcomm Snapdragon 888 5G」、5000mAhの大容量バッテリーを搭載し、30Wまでの急速充電に対応する。

　なお、「Zenfone 8」と異なりFeliCa（おサイフケータイ）や防水防塵はサポートしない。理由については、「フリップ機構で実装するのが困難」（ASUS JAPANシステムビジネステクニカルプロダクト シニアマネージャーの阿部 直人氏）としている。

　Wi-Fiは、IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax（2.4GHz/5GHz）、Bluetooth 5.2に対応。5G通信は、Sub-6のバンドn1、n2、n3、n5、n7、n8、n12、n20、n28、n38、n77、n78をサポートする。なお、楽天モバイルについてはIOT（インターオペラビリティテスト、互換性テスト）を実施中で、準備ができ次第対応する予定。

　本体カラーは、ギャラクティックブラックとグレイシアシルバーをラインアップする。

ギャラクティックブラック

グレイシアシルバー

【お詫びと訂正】
　仕様比較の表組みの「防水防塵」性能について、Zenfone 8 flipの項目を修正しました（「ー」表記に修正）。
　お詫びして修正いたします。