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Googleマップを誰でも更新できる新機能、近日リリース

 グーグル(Google)は、現地時間11日、Googleマップに「情報を更新し共有できる」3つの新しい機能を近日中に提供すると発表した。

地元情報の更新を促す「ローカルラブチャレンジ」

 Google検索やマップでは、店舗の営業時間やレビュー、写真などの情報を更新できる。レビューなどの更新された情報では、地元のお店やサービスを支持しているコメントがあり、これらの地元愛を大きくするために「ローカルラブチャレンジ」を米国内で4月に実施する。

 「ローカルラブチャレンジ」では、全体で10万の店舗やビジネスを更新するという目標を掲げており、このチャレンジに関するフィードバックを、より多くの国でのキャンペーン実施につなげるとしている。

最近の状況を写真で共有

 場所の情報を得るために、場所の写真を確認することは、その場所のことを知るのに役立つ。一方で、たとえばレストランのテラス席が日陰になっていたり、週末の駐車場の混雑状況だったり、ちょっとした情報が有用な場合がある。また、評価やレビューまでいかないが役立つヒントを共有したいという場面もある。

 グーグルでは、数週間以内にGoogleマップで「写真の更新」機能を提供する。「写真の共有」では、最新の「その場所の写真」を共有し、体験やハイライトを共有できる。「写真の更新」では、レビューや評価を残す必要はなく、短いテキストで説明するだけで情報を共有できる。

 「写真の共有」機能で共有された情報は、「アップデート」タブで確認できる。自分の写真を共有した場合は「写真の更新をアップロード」ボタンからかんたんに投稿できる。

新しい道路を追加「デスクトップ道路エディター」

 Googleマップに掲載されていない新しい道路や、改良された道路を、新しい「デスクトップ道路エディター」でかんたんに報告できるようになる。

 新しい道路や不足している道路の追加や、間違っている道路の調整や削除、道路の名前などの変更ができる。道路が閉鎖されている場合は、日付や理由、道順などの詳細を報告する。

 ユーザーからの報告は、公開される前にグーグルで正確性を精査した上で掲載される。

 道路編集機能は、世界80カ国以上で今後数カ月以内に展開される。

コロナ禍でますます役立つローカルガイド

 Googleマップディレクターのケビン・リース氏は「過去1年間に起こった世界中の変化により、人々は近くのレストランが開いているか、地元の食料品店が営業時間が変わったかなど、周囲の場所の高品質な最新情報にこれまで以上に依存している」とコメント。

 Googleマップに掲載されている最新情報は、ユーザーからの情報提供によるローカルガイドが中心となっている。

 2020年だけでも、ローカルガイドに800万を超える場所がGoogleマップに追加され、1700万を超えるビジネスが更新された。

 ローカルガイドで共有されや情報は、Googleマップで新しい情報の発見や場所に関する有益な情報を見つけることに役立っているとケビン・リース氏は語る。