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「Google TV」が使える新“Chromecast”25日発売、今日から予約スタート

 グーグルは、ネット上のコンテンツをテレビで楽しめるようにするデバイスの新モデル「Chromecast with Google TV」を11月25日に発売する。

 価格は7600円(税込)。18日からは予約受付がスタートした。

これまでのテレビを最新のネット対応テレビにできる「Google TV」

 Chromecast with Google TVは、その名の通り、新機能の「Google TV」を利用できる。これまでのChromecastは、起動するとGoogleフォトの写真が表示されるなど、専用のユーザーインターフェイスはなかったが、新モデルでは、電源を入れるとネット対応テレビとして使える「Google TV」が立ち上がる。Googleフォトの写真もこれまでと同じく表示できる。

 そのため、Googleアカウントは必要だが、同梱のリモコンで、すぐ映像配信サービスなどを利用できる。リモコンにはNetflixやYouTubeをすぐ呼び出せるボタンが搭載されている。

 対応サービスは、Netflix、YouTubeのほか、Hulu、Amazon Prime Video、U-NEXT、ABEMA、TVer、dTVなど。

リコメンド機能

 ユーザーの視聴履歴や好みにあわせ、Google TV上でオススメのコンテンツを表示する機能もある。

 これは、対応する各サービスから、並列で表示されるという。ただしそれぞれの映像配信サービスのアプリをインストールしていないとオススメとして表示されることはない。

 Google TVでの利用状況を踏まえたオススメはあくまでChromecast利用時で、スマートフォン側には通知されることはない。

 Google TVは従来のAndroid TVをベースにしたもの。アプリ開発事業者にとっては、Android TV向けに開発すると、Google TVもサポートできる。

Googleアシスタント対応

 リモコンにはマイクが用意されており、Googleアシスタントを使って「Chromecast with Google TV」を利用することもできる。たとえば「アクション映画を探して」と呼びかけると、マッチするコンテンツを探してくれる。

 Googleアシスタントの機能は、スマートフォンに搭載されるものと同等で、何か調べたいときに質問できる。ただし、ボイスマッチには非対応で、声を使って個人を識別することはできない。

 これまでと同じく、スマートフォン、パソコン、タブレットからキャストできる。

4K、60fps対応

 テレビにはこれまで通りHDMI端子で接続する。4K HDR(Dolby Vision、HDR10、HDR10+)、60fpsという映像コンテンツをサポート。

 Dolby AudioコンテンツのHDMIパススルーにも対応する。

 同梱のリモコンは、テレビに加えてサウンドバーのコントロール、音量調節、入力切り替えなどを操作できる。

Nestデバイスとグループに

 グーグルのNestスピーカーなどのデバイスとChromecast with Google TVをひとつのグループにしておけば、たとえばそれぞれの機器が設置された別々の部屋でも音楽を同期して再生できる。

 音楽アプリは、YouTube Music、Spotifyなどが利用できる。

仕様

 大きさは162×61×12.5mm、重さは55g。ボディカラーは、Snow、Sunrise、Skyの3色がラインアップされる。

 Wi-Fi(IEEE 802.11ac)やBluetoothをサポート。ポートはHDMI、USB Type-C。