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新型「Chromecast」と「Chromecast Audio」国内発売、4980円
(2016/2/18 10:26)
グーグルは、スマートフォンと連携してテレビでさまざまなコンテンツを楽しめるデバイス「Chromecast(クロームキャスト)」「Chromecast Audio」を日本国内で発売した。海外では既に提供されてきたデバイスがようやく日本でも購入できるようになった。どちらも価格は4980円(税込)。まず量販店で登場し、Googleのオンラインストアでは19日に発売される。
Chromecast
「Chromecast」は、テレビに繋いで、大画面でさまざまなアプリを楽しめるデバイス。2014年5月に先代モデルが発売されており、2015年9月に新世代の機種が発表、今回、日本向けの販売が開始されることになった。シンプルな構成で、Wi-Fi経由でスマートフォンやタブレットからコンテンツを受信し、それをテレビにHDMI経由で写し出す。そのため利用できるコンテンツ(ゲーム、映像など)で、先代モデルとの違いはない。ハイスペックなスマートフォンであれば、より快適にゲームなどを楽しめることになる。
先代との大きな違いはWi-Fiと本体のデザイン。Wi-Fiでは、新たにIEEE802.11acに対応し、5GHz帯をサポート。宅内の環境にあわせて、最適な電波を自動的に選択して、より高品質な映像を楽しめる。また先代はスティック型だったが、今回は丸く平たいボディにHDMIケーブルが繋がるという形。これによりテレビのHDMI端子周辺の邪魔をせず接続できる。HDMIケーブルは本体から外せず、使用しないときはChromecast本体の背面にマグネットでくっつけて折りたためる。
ブラック、コーラル、レモネードの3色が用意される。販路によって販売されるカラーが異なっており、ブラックはau WALLET Market powered by LUXA、イオン、エディオングループ、ビックカメラ、上新電機、ヨドバシカメラ、楽天などで購入可能。コーラルはビックカメラとヤマダ電機、楽天のみ。Googleストアは全色取り扱い、レモネードは他の店舗にはない、Googleストア限定色となる。
Chromecast Audio
もう一方の「Chromecast Audio」はスピーカーに繋いで、楽曲を楽しめるデバイス。
こちらは新たに登場したもので、音楽再生に特化したつくり。スマートフォンやパソコンからWi-Fi経由でストリーミングして音楽を再生する。BluetoothではなくWi-Fiを使ってコンテンツを転送する形となり、たとえばスマートフォンに電話がかかってきても、音楽再生を続けたまま電話に出られる。
ユニークな機能として「マルチルーム」が用意されている。これは複数のChromecast Audioへ同時に音楽をストリームするというもの。Chromecastアプリ上のデバイスリストで、宅内(同一Wi-Fiネットワーク内)にあるChromecast Audio、あるいはソニーなどから発売済のChromecast Audio対応スピーカーを複数選んでグループを作成し、音楽を送信すると、グループに含まれるそれぞれのデバイスから音楽が鳴る。離れた部屋でもWi-Fiを通じて同じ曲を再生できる。最大16台のデバイスを1グループにまとめられる。
Googleストアのほか、ビックカメラ、ヤマダ電機、ヨドバシカメラ、楽天で販売される。