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「ドコモ口座」、大垣共立銀行もチャージ停止、東邦銀行でも不正利用

ドコモ口座のWebサイトから引用

 NTTドコモが提供する「ドコモ口座」で不正利用が発生した問題に関して、大垣共立銀行が緊急メンテナンスを実施、8日0時からドコモ口座へチャージ(入金)できなくなっている。

 また東邦銀行では、「ドコモ口座」に関して不正利用が発生したとして注意するよう呼びかけている。

 ドコモ口座は、プリペイドの電子マネー、あるいはユーザー同士の送金に利用できるサービス。本人確認なしで使える「ドコモ口座(プリペイド)」と、本人確認が必要な「ドコモ口座」の2種類がある。プリペイドでは送金できないが、本人確認が求められる「ドコモ口座」は資金移動業としてのサービスになり、送金機能を使えるようになる。

 dアカウントだけで使う場合は、本人確認なしで「ドコモ口座(プリペイド)」を開設できる。しかし、銀行口座を「ドコモ口座(プリペイド)」へ登録すれば、本人確認とみなし、通常の「ドコモ口座」に切り替わり、送金機能を使えるようになる。

 ドコモでは、「七十七銀行の口座番号やキャッシュカードの暗証番号などのお客様情報を使い、ドコモ口座に不正チャージする事象が発生したと認識している。中国銀行からも同様の報告を受けている。ほかの金融機関の状況や、事象の詳細は調査中」とコメント。ドコモからは、情報は流出していないとのこと。また不正利用が発生した金融機関がほかにないか、ドコモでは調査中。